コンセントや収納のチェックをするときのポイント
家具や荷物の置き場所は、コンセントの位置や収納スペースの大きさで決まってきます。電化製品などはコンセントが遠い場合、延長コードなどを購入しなければならないなど、事前にある程度把握しておかないと、引っ越してから不便な生活をするはめになってしまいます。引っ越した後に、家具の置き場所に困ったり、荷物があふれてしまったりしないよう、内見時には実際に家具をどこに置くかイメージしながらチェックを行いましょう。
コンセントの位置と数を確認しましょう
引っ越してから意外と困ってしまうのが、コンセントの少ない部屋です。特に昨今では電化製品を多く持っている方が多いので、コンセントの数が少ないとタコ足配線などに頼らなければならなくなってしまいます。火事のリスクなどがあるのでタコ足配線は利用したくないという方もいます。その場合は電気工事などをすることで対策を取ることができますが、事前にそういった工事をしてもいいか大家さんに聞いておくことが必要になります。
また、台所にコンセントが無い、もしくは少ない場合、台所で用いる電化製品に制限がかかってしまいます。自分が持っている電化製品の数と置く位置などを、具体的にイメージしながら、部屋のコンセントの数と位置をチェックしていきましょう。
収納の広さを確認しましょう
収納が広い部屋は、荷物の整理もしやすくとても便利です。部屋が広くても収納が狭いと、結局荷物に床面積を取られてしまうので、内見時には必ず収納の広さを確認するようにしましょう。
特に奥行きや高さなども確認しましょう。メジャーなどを持って行くと便利です。生活スペースには置きたくない荷物がどれくらいの容量なのかを、内見前に把握しておき、実際の収納スペースに収納しきれるかどうかの確認を行いましょう。
収納の種類別の特徴
クローゼット
洋室の場合はクローゼットが配置されているのが一般的です。ハンガーバーなどがついているので、服を多くもっている人にとっては収納しやすくて便利かもしれません。最近では収納スペースが重視されていることもあり、クローゼットもウォークインクローゼットを導入している部屋も多くあります。ウォークインクローゼットとは、約3帖ほどある部屋のような形のクローゼットのことで、収納性の高さが特徴です。ウォークインクローゼットのある部屋が良い方は、物件を探す際に「1SLDK」など、Sが入っているものを探しましょう。ウォークインクローゼットをサービスルームと略した「S」になります。
ロフト
ロフトのある部屋は、ロフトを1階分として利用したり、収納スペースとして活用できたり、と住人の自由度が高いのが魅力です。ロフトを寝室として利用する方もいます。ただし天井が低いことが多いので、収納スペースとして利用したい場合は、必ずメジャーなどで高さを測るようにしましょう。荷物によっては高さが足りず置けない可能性があります。
シューズボックス
あると便利なのがシューズボックスです。特に女性ですと、季節によって履く靴の種類なども様々あります。滅多に履かないからと使うときにクローゼットや押し入れにしまってある靴を箱から出すのは意外と面倒なことです。だからといって玄関に置いたままだと散らかっているように見えて困ってしまいます。靴を多く持っている人は、内見時に玄関にシューズボックスがあるかどうかチェックしてみましょう。
収納やコンセントは、実際に暮らしていくことをイメージしながらチェックすることがポイントです。そのためにも、自分の荷物の量や、家具の数などをきちんと確認してから内見に行くようにしましょう。