引越しの流れ(2~3週間前)
まだ引越しまでに余裕がありそうで、実はもうすでに慌ただしいこの時期。ノンビリしていると引越し直前にパニックになってしまうかもしれません。引越しには細かな事務手続も多く、特に引越し先が遠方の場合は、転居後の手続が困難になってしまう場合も考えられます。ひとつひとつの手順を漏れのないようチェックしていきましょう。
荷造りを開始する
日常生活に差支えのないものから順に、どんどん荷造りを始めましょう。「段ボールに囲まれて生活するのはイヤ」などと言っていると、引越し前の数日は徹夜になってしまうかも。食器類も毎日使うもの以外はどんどん荷造りしてしまい、服類もこの季節のローテーション以外のものは順次洋服ケースなどに収めていきます。ただし引越しに備えて少々汚れてもいい、動きやすい服は数着残しておきましょう。
掃除は段階的に進める
完全に荷物を搬出し終えてからゆっくり部屋の大掃除・・・という時間が持てればいいのですが、新居の片付けもあり、引越し当日以降に旧居の大掃除にそれほどの時間はかけられないのが一般的です。
まず、どこかに荷物のないスペースをつくり、そこを掃除しておいてから荷物をそこに集め、空いたスペースを掃除する・・・という作業を繰り返して、家全体を段階的に掃除していきましょう。
もちろん掃除したところも多少汚れますが、引越し当日の掃除の手間を最小限に抑えることができますし、細かいところまで掃除が行き届くというメリットがあります。
電話・郵便の移転手続をする
引越しにともなって電話回線の移転(家庭用の固定電話)、郵便物の転送サービスの申し込みが必要です。電話回線の移転は転居先に応じてNTT東日本/NTT西日本などへ申し込みます。電話回線だけでなくインターネットサービスも利用している場合、別途工事が必要な場合もありますからできるだけ早めに連絡しましょう。なお電話番号が変更になる場合、旧電話番号にかかってきた電話に対して3ヶ月間無料で「新電話番号の告知」をアナウンスしてもらえます。必要と思われる場合はこれも申し込んでおきましょう。
郵便物の転送サービスは、最寄りの郵便局の窓口に届け出るか、郵便局窓口で「転居届」をもらい、必要事項を記入してポストに投函しましょう。「転送開始指定日」が指定できるため、「旧住所の方に郵便が届いてしまった」「まだ引越しには日にちがあるのに、郵便物が新居の方に配達されてしまった」というトラブルを防ぐことができます。
引越しグッズを揃えておく
引越しの荷造りは、毎日の空き時間を利用して少しずつ進めていきたいもの。思いついた時にすぐ梱包できるよう、家族全員が使える場所に引越しグッズを用意しておきましょう。段ボール箱は引越し業者がサービスしてくれますから、ここではその他に必要なものをリストアップしておきます。
- ガムテープ/クラフトテープ
- ビニール紐
- 軍手
- マーカー/マジック
- エアキャップ(いわゆる「プチプチ」)
- 新聞紙/雑誌など、荷物の隙間に詰め込んで緩衝材として使えるもの。
- 大型カッターナイフ
なお、それぞれのグッズの効果的な使い方は「荷造りのコツ」のページで説明しています。