ペット可の賃貸で暮らすときのマナーと注意点~爬虫類のしつけについて~ - ペット暮らしマニュアル | キャッシュバック賃貸

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犬や猫などと一緒に暮らせるペット可の賃貸物件。以前は原則禁止という賃貸マンションが中心でしたが、最近数年、新築分譲されるマンションでは75%ほどがペット飼育可能という調査結果もあるほど主流となってきました。ペット可の物件は大きく分けて2つのタイプがあります。1つは「ペット共生型」として遊び場や床材壁材などが充実した物件で、建築時からペットとの暮らしがコンセプトに盛り込まれて設計されているため、使いやすい設備が整っています。もう1つは、建築時はペット不可だったが築年数が重なり、途中からペット可能になった物件。コストパフォーマンスは高いかもしれませんが、ペットと暮らすことを目的とした住民ばかりではないので、近隣とトラブルにならないよう配慮が必要になる場合もあります。いずれもマンションの管理規約をしっかりチェックして選ぶことが大切です。

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ペット可の賃貸で暮らすときのマナーと注意点~爬虫類のしつけについて~

ペットといっても犬や猫だけではありません。ヘビやトカゲ、カメやワニなど「爬虫類を飼いたい」という人も多いでしょう。ペット可のアパートや賃貸マンションで爬虫類を飼育するときは、どんなことに注意する必要があるのでしょうか。これだけは知っておきたい注意点やマナー、しつけの方法を紹介します。

そもそも爬虫類を飼えるのか確認する

「ペット可」の賃貸といっても爬虫類の飼育が許可されているとは限りません。細かい条件の中に「犬猫のみ」などという条件があれば、もちろん爬虫類を飼うことはできなくなります。そのため、ネットでお部屋探しをするときは「ペット可」などのキーワードや条件検索で絞り込むと思いますが、細かい要件までしっかりと確認しておきましょう。また近隣住民やオーナーとのトラブルを避けるために、爬虫類を飼育するときは事前に不動産業者などへ申告しておくことをおすすめします。爬虫類を飼育するときは不動産会社の許可だけでなく、法律上の許可が必要になることがあります。そもそもペットにできる爬虫類は法律で決まっています。いわゆるペットショップで購入できる爬虫類であっても、動物愛護法などによって特定動物に指定されているものは、都道府県知事が発行する「飼養等の許可」が必要になることがあります。以下にあげるような特定動物については、事前に行政の許可など確認をしておきましょう。

ニシキヘビ科:アメジストニシキヘビ、オーストラリアヤブニシキヘビ、インドニシキヘビ

ワニ目:アリゲーター科全種、クロコダイル科全種、ガミアルカ全種

かみつきがめ科:カミツキガメを除くかみつきがめ科全種

ナミヘビ科:ディスフォリドゥス属全種、ヤマカガシ属全種、タキュメニス属全種

コブラ科:コブラ科全種

おおとかげ科:コモドオオトカゲ、ハナブトオオトカゲ

脱走対策

爬虫類は脱走するとニュースになりますよね。飼い主にとっては可愛いペットですが、一般の人はむしろ「怖いもの」「気持ち悪いもの」と認識していることが多いです。たとえ害がない生き物でも、捜索や捕獲となれば迷惑をかけてしまう場合もあります。以下の様な脱走対策はしっかりしておきましょう。

ケージを用意する

爬虫類を飼育するにあたって必要なケージ。ケージを選ぶときは、飼育する爬虫類の大きさと運動性に注目して選んでください。例えば、ヘビは運動性が低いので狭いケージ、カメは爬虫類の中で最も広いケージを必要とします。脱走しないようにケージはしっかりと「固定」できるものを選んでください。

部屋を施錠しておく

たとえ、ケージをこじ開けられても部屋をしっかりと施錠しておけば、外に出ることはありません。戸締まりはしっかりとしておきましょう。

その他の注意点

爬虫類は哺乳類と比べるとあまり臭いません。ただし、ペットに与えるエサが臭うことがあります。例えば、トカゲ飼育には欠かせないコオロギやヘビのエサとなるマウスなどです。異臭が発生しないように換気扇や空気清浄機、防臭剤などでしっかりと対策しておきましょう。また爬虫類が大きくなりすぎて持て余してしまい、結果的に「逃がしてしまう」という行為は絶対に避けなければなりません。罪のないペットが悪者になってしまいますし、社会的にも非常に大きな問題となります。爬虫類を飼育するときは、飼い主がしっかりとルールやマナーを守り、「最後まで責任をもって飼育する」という心構えを持つことがもっとも大切です。