一人暮らしの女性にとって、防犯はとても気になるポイントですよね。不審者が侵入してこないか、夜道で襲われたりしないか…といった心配は尽きないと思います。
そこで今回は、犯人の視点から見た「襲われやすい女性」「襲われにくい女性」の特徴や、犯人が警戒する防犯対策を公開しているサイトや記事を6つ厳選してご紹介したいと思います。安心、安全な一人暮らしを送るために、日常でできる防犯対策に取り組みましょう！
犯人が語る！性犯罪の防犯対策！（静岡県警察）
静岡県警察が公開している性犯罪の防犯対策情報です。実際に女性を襲った犯人の目から見た防犯対策という衝撃的なコンテンツですが、これほど説得力があるものは他にないでしょう。
犯人によると「一人で出歩いている女性」を主に狙うそうです。一人なら抵抗されても大したことはなく、同行者に通報される可能性もないためです。たとえ自転車に乗っていたとしても、犯人は自転車ごと押し倒してしまえばいいと考えているので油断してはいけません。夜、一人で帰る時はなるべく広い道や人通りのある道を選び、飲み会などで遅くなった時はタクシーを呼んだり家族に迎えに来てもらうのが有効な防犯対策です。
一人で「歩きスマホ」をしている女性も犯人はターゲットにするそうです。歩きスマホ」をしている女性は注意力が散漫になっているため、犯人が近づいていることに気づきにくいためです。歩きスマホや防犯上問題があるだけでなく、事故の原因にもなっているのでやめましょう。
他にも、一人暮らしでも「いってきます」や「ただいま」を言って同居人がいるように装ったり、寝る時は窓を閉めるようにするなど、意識次第でできる防犯対策が掲載されています。
性犯罪から身を守るための防犯対策（福岡県警察）
こちらは福岡県警察がまとめている性犯罪の防犯対策です。性犯罪の発生状況をまとめたグラフを見ると、道路上、中高層住宅、駐車場で発生している割合が多くなっています。エレベーター内や非常階段でも被害が発生しているので、マンションの上層階でも安心はできません。
帰宅時の注意点、エレベーターなどの密室内、戸締まり、一人暮らしと気づかれない工夫、日常生活での工夫など、各項目ごとの防犯対策を教えてくれます。「ワンルームに引っ越した時は、入居時に鍵の交換を依頼、および交換の確認をする」といった具体的な対策が書かれているので、一度チェックしましょう。
元露出狂が綴る防犯対策（はてな匿名ダイアリー）
元露出狂で逮捕経歴を持つ人物が、犯人の視点で防犯対策を綴っています。尾行露出を専門にしていたそうで、尾行中にされると嫌なこと、反対にされたら犯人を喜ばせてしまうことが生々しく書かれてします。読むのに勇気がいりますが、犯人の心理を知れば防犯対策の参考にできるでしょう。
静岡県警察の防犯対策と同じく、犯人はスマホや携帯電話を操作しながら歩いている女性は狙いやすいと語られています。尾行に気づかないというのが一番の理由だそうです。もし襲われてもすぐスマホ・携帯電話で助けを呼べばいいと思ってしまいますが、すぐに助けが来るわけではないので犯人にとって脅威にはなりません。
防犯対策として「大声をあげる」のは有効ではあるものの、いざとなったら声が出ないことが多いため、防犯ブザーを持った方がよいでしょう。
マルチ商法の勧誘・悪徳商法に注意（川崎医療福祉大学）
ストーカーや不審者とはまた違う、マルチ商法の勧誘・悪徳商法に注意を呼びかける記事です。大学生になり、実家から離れて一人暮らしをはじめたばかりの大学生は悪徳商法のターゲットになりやすいです。おいしい話には裏があるもの、くれぐれも注意してください。
親元から離れ、まだ友だちがいなくて一人という心細さを抱えている時期は特に要注意です。悪徳商法の手口はキャッチセールス、アポイント商法、かたり商法、デート商法など多岐に渡ります。被害に遭わないように悪徳商法にはどんな手口があるのか知っておきましょう。
「私はだまされたりなんかしないし」という油断が最大の敵です。悪徳商法は他人ごとではなく、自分も被害に遭うかもしれないという警戒心を持ってください。不審なことがあれば親や信頼できる大人に相談しましょう。
セキュリティ講座 オートロックとマスターキー（松本建築金物店）
出典：セキュリティ講座 オートロックとマスターキー（松本建築金物店）
鍵を扱うプロの視点からオートロックの防犯上のリスクを挙げています。オートロックがあるから安心だと思っている方は少ないないかもしれませんが、これを読むとオートロックだけでは必ずしも万全でないことがわかります。悪意のある人間がその気になれば、居住者の出入りに合わせる、来訪者を装う、宅配業者・引越し業者に混ざるなどの手口で侵入できてしまうのです。
また、オートロックの場合、「建物内に居るのは当然居住者、もしくはその知人だろう」と思ってしまうため、不審者がいても注意されにくいという心理的な死角もあるようです。オートロックの物件に住んでいても、決して油断せず注意を怠らないようにしましょう。
スマホを遠隔操作する方法と悪用を防ぐセキュリティの確認（Norton Blog）
出典：スマホを遠隔操作する方法と悪用を防ぐセキュリティの確認（Norton Blog）
セキュリティソフトを開発・販売しているNorton（ノートン）によるスマホアプリに関するセキュリティ記事です。
スマホには紛失に備えてパソコンから遠隔操作できるアプリがありますが、第三者の悪用によって行動を監視されるケースがあります。家族、恋人など身近な人が遠隔しているケースが多く、2014年4月には元交際相手のスマホに監視アプリを入れ盗聴などの監視を行っていた男が「不正指令電磁的記録供用」の容疑で逮捕されるという事件が起きています。
本来は紛失や盗難防止のために開発されたアプリでも、悪意のある第三者によって盗聴や盗撮に悪用されてしまうことがあります。本記事ではスマホアプリを通して監視されないための防犯対策を教えてくれます。見覚えのないアプリが入っていたり、電池の消耗が急に早くなった時は要注意です！
まとめ
いかがでしたか？ 「自分は大丈夫」と思っている方ほど警戒心が薄く、悪意ある人間に狙われやすい行動をしてしまいがちです。用心して損をすることはありません。危ない思いをする前に、防犯意識を高めてしっかり対策をしましょう。