毎日綺麗な夜景を眺められるタワーマンションの高層階での暮らしには憧れますよね! タワーマンション自体が人気の高い建物なので、高層階だけでなく低層階もいいものです。
タワーマションに暮らすならやっぱり高層階かなぁ、と思いながらも低層階とも迷ってしまう、そんな方のためにそれぞれのメリットとデメリットをまとめましたので、ベストなお部屋を選ぶ参考になれば嬉しいです。
高層階のメリット
タワーマンションの高層階を選ぶなら、メリットはぜひ押さえてておきたいですね。さて、高層階にはどんなメリットがあるのか、さっそくチェックしてみましょう。
見晴らしがいい
高層階に住む最大のメリットは、見晴らしが格段にいいことであると言っていいかと思います。朝・昼・夜のいずれの見晴らしも最高ですが、特に毎日綺麗な夜景を眺められるのは最高ですよね。ベランダでちょっとワインでも飲みながら、夜風にあたってぼんやり街の夜景を眺めていれば、小さな悩みなんてどうでも良くなってきそうです。
花火大会を観られるマンションなら、混雑している花火大会の会場にわざわざ足を運ばなくても自宅から十分に花火を観られます。屋台も花火大会の醍醐味ですが、やっぱり自宅でのんびり花火を観られるのは最高ですよね。
日当たりがいい
東西南北、どの方向に向いているかによって日当たりが変わりますが、高層階は北向きでも日当たりがいい場合が多いです。反対に、西向きや南向きの高層階は低層階よりも陽が入りやすいので暑すぎる場合があります。北向きは直射日光は入らず、ほどよく光が入ってくるので、高層階を選ぶ場合は北向きも検討されてもよいかと思います。
周りに高層マンションがなければ、日照が遮られないので北向きでも十分室内は明るくなります。高層階を選ぶ時は暑すぎないかどうかを加味し、昼間にどれぐらい直射日光が差し込むかをチェックしておきましょう。
風通しのいい高層階の部屋は、夏は涼しく冬は暖かい
夏は涼しく冬は暖かい部屋は、住居としては理想的ですよね。風通しがいい高層階の部屋は、そういった理想的な環境である場合が多いです。最上階なら屋上から天井に熱が伝わるので、冬は暖かくなります。
もちろんマンションの断熱性能によって室内環境は変わりますので、入居前にタワーマンションの断熱性能はチェックしておいた方がいいでしょう。
資産価値が高く、相続税の節税効果が高い
これは購入する場合のメリットですが、高層階は人気が高いため、低層階と比べて資産価値が高くなる傾向があります。また、高層階は相続税の面でも有利で、土地の評価額は面積のみを基準にして評価されます。高層階でも低層階でも、間取りや広さが同じなら相続税評価額は変わらないため、資産価値が高い高層階の方が相続税の節税効果が高くなります。
高層階のデメリット
では、反対に高層階にはどんなデメリットがあるのでしょうか? メリットだけでなく、デメリットもふまえて高層階を選ぶか判断していただければと思います。
通勤時間帯のエレベーター待ち時間が長い
高層階の昇り降りはエレベーターが必須なので、通勤時間などエレベーターの利用者が集中する時間帯は待ち時間が長くなってしまいます。ちょっとコンビニに行くにもエレベーターを使わなければいけないので、昇り降りの面倒さは高層階のデメリットと言えます。
地震や台風の体感が強め
高層階の方が地震の揺れは大きくなりますし、台風の時は風雨の叩きつける音が激しいので、自然災害を強めに感じる傾向があります。耐震対策が施されているので大丈夫なのですが、やっぱり揺れを強く感じるのは怖いですよね。
これはメリットになるのですが、高層階は増水による浸水の可能性がないので、台風の体感は強くなる反面、浸水の心配をしなくて済みます。
低層階より家賃が高め
賃貸の場合、高層階は人気が高いので低層階よりも家賃が高めに設定されている場合が多いです。高層階は見晴らしがいいという大きなメリットがあるので、見晴らしがいい部屋に住みたい方は、家賃が高めであることを差し引いてもメリットを感じるかと思います。
低層階のメリット
ここまでは高層階のメリットとデメリットを解説しましたが、今度は低層階のメリットに目を向けてみましょう。低層階には、高層階にはないこんなメリットがあります。
外出がしやすい
高層階はエレベーターを使わなければなりませんが、1〜3階の低層階なら階段でもらくらく昇り降りできるので外出がしやすいです。高層階だと近くのコンビニへちょっと買い物に行くのも、エレベーターの待ち時間を考慮しなくてはならず億劫になってしまいますが、低層階はそれがないので、エレベータを長く待つのが苦手な方には低層階が向いています。
災害時に避難しやすい
高層階は災害時にエレベーターが止まってしまうと避難がしにくいですが、低層階は階段で避難できるので、災害時に避難がしやすいという安心感があります。エレベーターの復旧に時間がかかると高層階は昇り降りがかなり大変ですが、低層階は階段でも昇り降りがしやすいので地震発生時は低層階の方が生活に支障をきたしにくいです。
専用庭がついている物件もある
1階の部屋なら、専用庭がついている物件もあります。マンションで専用庭を使えるのは、1階ならではのメリットです。ガーデニングを楽しみたい方は、専用庭がついているタワーマンションを探してみてはいかがでしょう。
高層階より家賃が安い
高層階の家賃を高めに設定しているタワーマンションなら、当然低層階の方が家賃は安くなります。見晴らしの面では高層階に劣りますが、見晴らしをあまり求めない方には家賃が安い方が魅力的ですよね。
立地によっては高層階より空き巣に侵入されにくい
高層階は空き巣が侵入しにくいだろうという油断がありますが、屋上から空き巣が侵入することもあります。低層階は空き巣に侵入されやすいというイメージがあるかと思いますが、道路に面している1階〜2階は周囲の目があるので空き巣にとっては侵入しにくい部屋と認識されます。
低層階でも高層階でも空き巣に侵入されないように、常にセキュリティの意識をしておくことが大事ですので、どの階に住む場合も外出時はベランダの窓を閉めるように習慣づけておきましょう。
低層階のデメリット
最後に、低層階のデメリットをみてみましょう。低層階に住むなら、こんなデメリットを想定しておく必要があります。
日照時間が短い
低層階は高層階よりも陽が入りにくいので、日照時間が短めになります。周囲に高層マンションがあるとさらに日当たりが悪くなりますので、周囲の環境によって日当たりが大きく変わります。
見晴らしが良くない
低層階は見晴らしがほぼ期待できません。低層階を選ばれる方は見晴らしを期待していない方がほとんどだと思いますので、見晴らしよりも利便性を重視される方にはあまりデメリットにならないかと思います。
外の騒音が入ってきやすい
道路に面していたり、近隣に子供の遊び場があると、騒音に悩まされることがあります。高層階は外の騒音が入ってきにくいのに対し、低層階は外の騒音が入ってきやすいのがデメリットです。騒音はマンションの周辺環境によりますので、入居前に周辺環境をよく確認しておきましょう。
まとめ
高層階と低層階にはそれぞれメリットとデメリットがあり、部屋に何を求めるかによってどちらが向いているかが分かれます。高層階と低層階では正反対のメリットとデメリットが結構あるので、ライフスタイルを加味して向いている方をお選びいただければと思います。
タワーマンションに住んでみたい! と思った方は、タワーマンションの賃貸物件特集から物件を探してみてくださいね。