契約前に要確認!即入居可物件の3つのメリットと3つの注意点

契約前に要確認!即入居可物件の3つのメリットと3つの注意点

即入居可物件はいつでも内見ができ、部屋が気に入れば短期間で引っ越しできるのが魅力です。急な転勤などですぐに引っ越ししなければならない時など、即入居可物件は非常に助かります。

今回は即入居可物件のメリットと、入居前に確認しておくべき注意点をそれぞれ3つ解説したいと思います。即決して後悔しないように、メリットと注意点を両方共押さえて賢く物件を選びましょう!

即入居可物件のメリット1:いつでも内見ができる

退室予定の部屋は、現在の住人が退去するまで内見ができませんので、退去するのを待つか内見をせずに部屋を決めるかになります。さすがに内見をせずに契約をするのは失敗する可能性が高くなりますし、かと言って退去日まで内見できないとなると部屋選びが進みません。しかも内見せずに契約する人が現れたらそれまでです。

その点、即入居可の物件は現在人が住んでいないため、ほぼいつでも内見に行けます。部屋選びを失敗しないためにはしっかりと内見したいですし、長く住むなら各時間帯で周辺環境がどう変わるかも確認してから契約を決めたいものです。

即入居可物件のメリット2:時期によっては掘り出し物件がある

引っ越しのシーズンは、新社会人や新大学生の入学に備える1月~3月がピークで、次いで転勤が多い9月~10月に引っ越しする人が増えます。シーズン中はどんどん入居者が決まるので値引きは期待できませんが、オフシーズンでは交渉の余地があります。オフシーズンに即入居可の物件はいわば「売れ残り」のようなもの。空室にしていても仕方がないので、大家さんとしては多少値引きをしてでも入居者してもらいたいものなのです。

キャンセルなどで空き室になった掘り出し物が見つかることもありますので、残り物だから一概に条件がイマイチな部屋というわけではありません。あえてオフシーズンに即入居可物件を探すのもひとつの手です。

また、引っ越し料金もシーズンによって大きく変わり、オフシーズンは引っ越しシーズン中と比べて半額にまで値下げしてくれるケースもあります。オフシーズンは引っ越し屋さんも暇なので、希望日を指定しやすいのもメリットです。

それに引っ越しシーズンは不動産会社は多忙なのでどうしてもサポートが手薄になってしまいますが、オフシーズンは不動産会社の手が空いているので時間をかけて対応してくれます。急ぎで引っ越しする必要がないなら、オフシーズンまで待って掘り出し物の即入居可の物件を探すのも良いでしょう。

即入居可物件のメリット3:早く引っ越しできる

即入居可物件は契約を済ませ、前払家賃や敷金・礼金の支払いがすぐできるなら、契約から数日で引っ越しすることも可能です。急な転勤や今住んでいる住居の問題で引っ越しの必要に迫られている時は、即入居可物件に限ります。

家具・家電付きの賃貸物件なら引っ越しの手間がほとんどかからないので、カバンひとつで引っ越しすることもできます。もちろん内見して納得した上で契約した方がいいですが、内見で問題なさそうならその日に契約してできるだけ早く引っ越しを終えた方が住む場所が決まって早く落ち着けますよね。

即入居可物件の注意点1:長らく空き室であるのには理由がある

即入居可物件はいつ前の住人が退去したのか聞いてみないと分かりませんが、長らく空き室である場合、なんらかの理由があることを考えなければなりません。広さの割に家賃が高めだったり、国道が近くて夜中もビュンビュン車が走る環境であったり、隣室や上階に問題のある住人が住んでいるなど、空き室である理由を知っておかないと部屋選びで失敗する恐れがあります。

一番手っ取り早いのは、内見時に不動産会社に「いつから空き室なのか?」「どうして長らく空き室であったのか?」、その理由を聞いてみることです。もし家賃が割高でなかなか契約が決まらないという理由であれば、値下げ交渉ができますし、周辺環境に問題があるなら自分の生活サイクルと照らし合わせて問題がなさそうなら契約を検討できます。

即入居可物件の注意点2:空き室期間が長いと室内環境が悪くなる

人が住んでいれば借主が換気を行うので、退去したばかりの物件はあまりカビ臭さを感じません。しかし、空き室期間が長い部屋は壁などにカビが発生していることがあります。内見時にカビ臭さを感じたら、壁紙の張替えを要求までせずとも、劣化している箇所を確認しておき、退去時に自己に責任はない部分で敷金から修繕費を差し引かれないようにしましょう。

即入居可物件の注意点3:即入居可=即生活可ではない

即入居可物件であっても、水道や電気、ガスの契約は個別に契約をしなければならず、ガスの開栓は立ち会いが必要なので即入居可であるからと言って即生活可というわけではありません。即入居可物件に引っ越しをする際は、水道、電気、ガスといったライフラインがいつから使えるかを確認した上で引っ越しの日程を決めましょう。

インターネットの開通にも工事が必要で、引っ越しシーズンは予約が埋まっていて開通までに1ヶ月ほど時間がかかることがあります。それに物件によっては光回線が通っておらず、ADSL回線しか契約できない場合があります。とくに在宅ワークをされている方はインターネット環境は必須ですので、インターネットが使えるようになるまでの期間を考慮して引っ越しの日程を決めた方が良いでしょう。

まとめ

一口に即入居可物件と言っても物件によって空き室期間や空き室の理由が異なるので、即入居可物件だからお得であるとか不人気であるといったことは一概には言えません。大事なのはじっくり内見をし、不安に感じることは不動産会社に漏れなく聞いておくことです。もしかしたら空きが出たばかりの条件のいい人気物件かもしれません。即入居可である理由を知った上でメリットがある物件と判断されたなら、入居するだけの価値がある物件ということになります。

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