男性に比べて、女性の一人暮らしはストーカーや痴漢などの犯罪に巻き込まれるリスクが高いです。「自分の周りでは犯罪に巻き込まれた人はいないし、自分は被害に遭わないだろう」と油断するのは危険です。犯罪は身近なところで起きていて、いつ自分が被害に遭うかわかりません。
犯人は警戒心が薄い人をターゲットに選びますので、警戒されることを一番嫌がります。警戒心がない行動は犯人に付け入る隙を与えてしまうので、これから解説する8個の防犯対策を意識して行動するようにしてください。防犯は設備だけでなく、自分の意識次第でできることがたくさんあります。
必ずやっておきたい防犯対策8個
1. 歩きスマホをしない
歩きながらスマホや携帯電話を操作していると、周りに対する注意力が落ち、誰かに後をつけられていることに気づきにくいので危険です。ストーカーや痴漢、ひったくり犯は後をつけていることに気づかれたくないわけですから、歩きスマホなど何かをしながら歩いている人をターゲットにします。特に仕事帰りで遅くなってしまった、夜道の歩きスマホは格好のターゲットになってしまいます。LINEやメール、アプリゲームをしたくなる気持ちもわかりますが、このことを頭に入れておいてください。
さらに、歩きスマホは自転車にぶつかる危険もありますので、ここは我慢して操作するのは控えましょう。
2. 音楽を聴きながら歩かない
音楽を聴きながら歩くのは、歩きスマホ以上の危険が伴います。音楽を聴いていると背後から人が近づいてくる足音に気づきにくい上に、曲に集中しているため周りへの注意力が低下してしまいます。犯人にとって、これほど近づきやすいターゲットはいないと言っても過言ではないでしょう。
前述の歩きスマホと重なりますが、特に夜道で音楽を聴きながら歩くのは危険なので、駅からマンションまでの帰り道は音楽を聴かずに歩くようにしましょう。
3. 走りにくい服装を避ける
犯人は服装、特に足元をターゲットの判断基準にしているといいます。なので、ハイヒールや厚底ブーツといった走りにくい靴はいざというときに素早く逃げることができないため、夜道での危険が高くなります。夜道を歩くときは走りにくい服装や靴を避け、遅くなるときはスニーカーを用意しておくなどの対策をしてください。
4. 窓を開けっ放しで外出しない
「上層階だから空き巣に侵入されないだろう」と油断するのは危険です。上層階であっても空き巣に狙われます。空き巣は屋上からベランダに降りて侵入したり、配管をよじ登って侵入したりします。窓を開けっ放しにすることは警戒心が低いことを犯人に知らせるているだけに過ぎません。もし犯人が窓から侵入して部屋に潜んでいたら…と考えると恐ろしいですよね。
さらに、上層階は周りから気づかれにくいため、犯人にとってはまさに都合のいいターゲットとなります。空き巣やストーカーの侵入を防ぐために、外出時は上層階であっても窓の鍵を締めるようにしましょう。
5. 毎回同じコンビニで公共料金の支払いをしない
公共料金の支払いを毎回同じコンビニですると、犯人に一人暮らしの女性だと気づかれてしまう可能性があります。口座引落にしている方が多いと思いますが、コンビニ支払いをしている方は要注意です。どこで犯人が見ているかわかりませんので、口座引落にすることをオススメします。しかし、それでもコンビニ支払いを続けたいという場合には、せめて月ごとに違うコンビニで支払うなどの工夫をしましょう。
6. 夜間にコンビニで買い物をしない
犯人はコンビニで買った物でも一人暮らしの女性かどうかを判断しています。犯人がコンビニからついてくる恐れもありますし、夜間にコンビニの買い物袋を手に持って歩いているとターゲットにされる危険があります。自転車に乗っていても危険度はさしてかわりません。夜間にコンビニへ買い物に出かけるのは控えましょう。
7. エレベーターに乗るときは警戒する
エレベーターは短い時間ですが、密室なので逃げ場がありません。犯人がどこかに潜んでいて、タイミングを見計らって乗り込んで来る恐れがありますし、住人を装って乗り合せる恐れもあります。
知らない人と男性とエレベーターで乗り合わせることになったときは、携帯が鳴ったフリして一旦離れて次を待つなど、同乗するのを避けましょう。特に夜間のエレベーターの同乗は危険なので警戒してください。もし乗り合わせてしまった場合は、階のボタンや非常ボタンが押せる位置に立って、いざというときに備えましょう。
8. 玄関ドアを開ける前に周囲を見渡す
犯人が見えないところに潜んでいて、玄関ドアを開けた瞬間に押し入るという被害が近年増えています。家についてホッと油断しているところを狙うという悪質な手口です。警戒していることを示すために、玄関ドアを開ける前に周囲を見渡し、ドアを開けたらすぐ閉めるようにしましょう。
また、家に着く前に鍵を手に持って歩くのも危険な行為です。もし襲われてしまった際、これが部屋の鍵ですと自分で宣言していることになります。したがって、鍵はすぐに取り出せるように用意しつつ、警戒しながらドアを開けるようにしてください。
まとめ
ここまでお読みいただいた方はおわかりいただけたと思いますが、しておくべき防犯対策は犯人に狙われる隙をつくらないことです。犯人はつねにターゲットを探し、選んで行動していますので、そもそもターゲットにされないような行動をすることが有効な防犯対策となります。普段何気なくしている行動が犯人に狙われる隙を与えるということを意識し、できる防犯対策は全部しておきましょう。
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