地震に対する備えは耐震性の高い住宅を選ぶだけではありません。家具の転倒を防止するなど、自分でできる耐震対策もあります。テレビやパソコンが落ちて液晶が割れてしまっても困りますよね。
そこで本記事では、地震の備えになる簡単に設置できる地震対策グッズを7個ご紹介します。地震で家具が転倒してケガをしたなんてことにならないように設置を考えてみてください。
地震で家具が転倒するとケガをする危険がある
建物が地震に耐えられても家具が転倒してケガをすることがあります。重たい本棚やラックが頭の上に倒れてきたら大変ですし、食器棚が倒れたことによって食器類が割れ、避難する時に割れたガラスの破片でケガをすることもあるでしょう。
建物にしっかり耐震対策が施されていても部屋の中の家具や家電の地震対策まではしてくれません。したがって、自分で地震対策グッズを購入し、家具や家電が倒れてこないように地震対策をすることが大切です。
簡単に設置できる地震対策グッズ7個
アイリスオーヤマ 家具転倒防止伸縮棒
家具の天板と天井の間に設置する転倒防止用の伸縮棒です。工具は必要なく、誰でも簡単に設置できます。50〜80cmまで高さ調節が可能で、天井に突っ張って家具の転倒を防いでくれます。
穴を開けずに設置できるので、退去時に敷金から減額される心配もありません。棒が傾いていると効果がないので、真っ直ぐなるように取り付けてください。
ふんばりくんシリーズ Zタイプ snc-fb-z
ハンドルを回すだけで家具と天井にしっかり固定できます。幅は10〜20cmなので高さのある家具にしか使えませんが、工具不要で簡単に取り付けられます。
こちらも穴を開けずに設置できます。先ほどの家具転倒防止伸縮棒では長すぎる時はこちらを使ってみてください。
アイリスオーヤマ 転倒防止粘着マット
粘着性のあるマットで、家具や家電の下に貼ることで設置場所に固定します。エネルギー吸収率の高い超粘着・超無反発ゲル素材を使っているので、地震の揺れを吸収して転倒するのを防いでくれます。
特に電子レンジ、テレビ、パソコンなどの家電に使うといいでしょう。
ニトムズ 家具転倒防止安定板 ふんばる君 90
食器棚や家具の下に敷くことで地震の揺れによる滑り出しを防いでくれます。食器棚や家具の前面家具に貼り、壁側に少しもたせかける状態にすることで前に倒れるのを防いだり、揺れで前に動いたりするのを防ぎます。
ハサミで簡単に切れるので、食器棚や家具のサイズに合わせて貼ることができるので、便利です。
不二ラテックス 家具転倒防止用品 不動王 L型固定式
L型の家具転倒防止グッズで、タンスや食器棚と壁を粘着で離れないようにします。家具と壁に穴を開ける必要がなく、簡単に設置可能です。超発泡ダンパーで振動を吸収してくれるので、地震の揺れで家具が動くのを抑えてくれます。
長期間使用すると粘着が弱まってくる可能性があるので、定期的に粘着が持続しているか確認しておきましょう。
(フィーショー)FEESHOW テレビ・家具転倒防止
ベルトとテレビ・家具転倒をネジで固定する家具転倒防止グッズです。ベルトは長さを調整できます。家具や壁に穴を開ける必要がありますが、ネジでしっかり固定するので大きな地震が起きても安心です。
今回紹介する地震対策グッズの中では唯一工具が必要となります。
サンワサプライ 透明両面粘着ゴム(中) QL-75CL
出典:サンワサプライ 透明両面粘着ゴム(中) QL-75CL
無色透明、スチレン系エラストマー素材でできた耐震ゴムです。テレビやパソコンなどの家電の底に貼り付けて使います。水で洗えば繰り返し使えるので、家電を買い換えても利用できるのは大きなポイントです。
賃貸でも自分でできる地震対策はある
上記で紹介したような耐震対策グッズを使えば賃貸でも自分で地震対策ができます。設置が簡単で、工具が不要のグッズも多いです。賃貸だと持ち家でないでいことから地震対策の意識が低くなりがちですが、自分で自分の身を守るためにできることはしておかなければなりません。
いずれの地震対策グッズも比較的リーズナブルな価格で販売されているので、それほどお金をかけなくても室内の地震対策ができます。テレビやパソコンなどを転倒から守るためにも転倒防止グッズを設置しておきましょう。
おわりに
地震大国である日本では、地震はいつどこで起こるか分かりません。地震被害を他人事と考えず、自分の身にもふりかかる可能性があるものとしてできる対策をしておきましょう。
新築は新耐震基準で建築されているので耐震性が高くなっています。古い物件は賃料が安いですが、新耐震基準に沿っていないため新築と比べて地震に弱い恐れがあるため不安ですよね。地震に強い賃貸を選びたい方は、以下のページから新築・築浅物件を探してみてください。