引っ越しに伴う荷物整理で物を処分される方がほとんどだと思います。引っ越しは使わない物を捨てるいい機会ですが、捨てて後悔する物もあります。引っ越しの荷物整理で失敗する6個のケースをまとめましたので、これから家財道具を整理される方は失敗して後悔しないようにぜひ参考にしてください。
引っ越しの荷物整理で後悔しないために
引っ越しの荷物整理で要る物を捨ててしまい、「どうして捨ててしまったのだろう…」と後悔するというのはありがちなことです。「後悔先に立たず」ということわざがあるように、後でいくら悔やんでも取り戻せない物もあります。
これから解説する6個の失敗ケースは、決して他人事ではありません。自分は大丈夫と油断している人ほど危険です。
引っ越しの荷物整理で後悔しないために、何を捨てると後悔するのか知っておきましょう。
引っ越しの荷物整理で失敗する6個のケース
深く考えず勢いで捨ててしまう
荷物整理で物を捨て始めると、捨てるのが妙に楽しくなってきて、深く考えずにあれもこれも捨ててしまうことがあります。勢いで捨ててしまうと後で必要な物であったことに気づき後悔することになるでしょう。
要る物を捨てて後悔しないように、勢い任せで捨てるのではなく使う予定がある物かをよく考えて整理してください。ただ、ほとんど使う可能性がない物を取っておくと場所をとるだけなので、使う頻度も考えて整理することが大切です。
思い出の物を捨ててしまう
要る物を誤って捨ててしまったとしても、また買える物ならそんなに気にしなくてもいいと思います。
問題なのは思い出の物を捨ててしまい後悔することです。思い出の物だけはいくらお金を積んでも取り戻せません。
他の人にとっては価値のない物でも、自分にとっては大切な思い出が詰まった物です。なんでもかんでも取っておくと収納スペースが圧迫されるので、自分の思い出と相談して取っておくべき物と捨てても構わない物を分別しましょう。
よく調べずに価値のある物を捨ててしまう
物の価値というのは見た目だけは分かりません。よく調べずに価値のある物を捨ててしまうのは引っ越しの整理でよくある失敗のひとつです。
知らなければ後悔はしませんが、捨てた後でその物の価値に気づいた時の後悔は計り知れません。高値で売れたのになぜ捨ててしまったのだろう…と考えると悔しいですよね。
自分にとってはそれほど価値がない物でも、それを高値でも買いたいと思っている人がいる場合があります。反対に価値があると思っていたのに安値でしか売れない物もあるでしょう。
こればかりは調べなければ分からないことです。調べる面倒さはありますが、捨てる予定の物の中に高値で売れる物があるなら調べておかないと後悔することになります。
面倒でも売れそうな物は調べておきましょう。オークションの落札価格を調べてみると、だいたいどれくらいの価格で取引されているか分かります。
売れる物を捨ててしまう
高額で売れないからといって捨ててしまうのはもったいないです。
捨ててしまったらただのゴミですが、売れば多少なりともお金になります。売ったお金を引っ越し資金の一部にすれば、少しでも足しになるでしょう。
リサイクルショップに持って行ったりオークションに出品したりするのは面倒と感じるかもしれませんが、売れる物は捨ててしまわずに買い取ってもらうことをおすすめします。
着ないと思った服を捨てて後悔
「あの服どこにしまったかな」と探すもどこにも見当たらない、「そう言えば引っ越しの時に捨てたっけ…」と思い出して後悔することがあります。
これは洋服あるあるともいえる現象で、捨てる時は着ないと思っていたけれど、後から着たいなと思う特の引っ越しの整理の時は色々な物をまとめて捨てるため、捨てたことを忘れてしまいがちです。
着る洋服と捨てる洋服の区別は案外難しくて、着る服はその時のファッションの好みやその時の気分で変わります。明らかに自分の趣味と違う洋服なら捨ててしまっても後悔しないと思いますが、多少なりとも気に入ってよく着ていた服はまた着たくなる可能性があるので注意したいところです。
洋服が多くてクローゼットに入りきらない場合は、ウォークインクローゼット付きの賃貸を選ぶなど、部屋探しの段階で洋服の収納場所をよく考えておきましょう。
捨てた物の中に高価な物が入っていた
捨てたカバンの中に高価なアクセサリーを入れっぱなしだった、現金を入れっぱなしだった、という失敗例もあります。中身をよく確認しておけば防げることですが、意外と気づかずに捨ててしまうものです。
洋服のポケットも注意してください。ポケットには無意識のうちに物を入れてしまうので記憶に残っていないことが多く、物が入っていることに気づかずに捨ててしまうことがあります。
記憶にないのなら洋服のポケットに入っていたかを確かめる術はありません。しかし、どこを探して見つからないとなると捨てた物の中に入っていた可能性が考えられます。
「何も入っていない」という思い込みが一番危険なので、カバンや洋服などは捨てる前に何か入っていないか必ず確かめるようにしましょう。
捨てるだけが選択肢ではない
引っ越しの荷物整理をしてもどうしても荷物が減らない場合、無理に捨てるのはおすすめしません。思い出の品や高価な物を捨てて後悔することがありますので、捨てる以外の選択肢も検討してみましょう。
広めの部屋に引っ越しをするのも方法のひとつですが、トランクルームを活用する方法もあります。ここ数年でトランクルームが爆発的に増えていて利用もしやすいでしょう。
トランクルームに預ければ荷物で部屋が狭くなりませんし、頻繁に使わない物なら預けておいても不便はありません。
荷物を預けるスペースはトランクルームとレンタル収納スペースの2つの呼び名があります。この2つは明確な違いがあるのですが、これに関しては別記事で詳しく解説していますので、そちらをご参照ください。
もうちょっと部屋を広く使いたいときに役立つトランクルームの種類と特徴まとめ
おわりに
引っ越しの荷物整理は勢いで捨ててしまわないこと、物の価値を調べてから捨てることを肝に命じておくことが大切です。要る物を捨てて後悔しないように、要る物と要らない物の基準を自分の中で明確に区別をするようにしましょう。
できるだけ荷物を減らしたい方は家具・家電付きの賃貸がおすすめです。賃貸に家具と家電が備え付けられているので引っ越しの荷物を大幅に減らせます。
捨てられない物が多い方にはトランクルーム有りの賃貸をおすすめです。敷地内にトランクルームがあるので、別の場所にあるトランクルームを借りるより取りに行きやすいというメリットがあります。