自転車を使っている方は多いと思いますが、自分にぴったり合った自転車に乗っている方は案外少ないと思います。自転車は非常に種類が豊富なので、自分に合ったものを選びやすい乗り物です。
自転車通勤で交通費節約&運動効果を得たい方のために、自分に合った自転車の選び方を解説します。今までどの自転車でも大差ないと思っていた方は、これを機会に自転車選びを見直してみてください。
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自転車通勤は運動にも交通費節約にもなる
車やバイクだと大した労力を使わずに通勤できますが、それでは運動になりませんし、ガソリン代もかかります。自転車通勤なら運動になりますし、さらに交通費の節約にもなって一石二鳥です!
電車通勤をされている方が多いと思いますが、毎朝満員電車に乗って通勤するのは辛いですよね。自転車で通勤できる距離ならば、自転車通勤を考えてみましょう。
自転車通勤なら朝の満員電車を回避できますし、電車が遅延しても遅刻せずに済みます。飲み会で終電を逃しても自転車なら帰れるので、タクシー代の節約にもつながるでしょう。
自分に合った自転車の選び方
ハンドルの選び方
一般的な自転車のハンドルは、フラットハンドル(オールラウンダーハンドル) とセミアップハンドルが主流です。用途によって選ぶハンドルの種類が変わります。
《フラットハンドル(オールラウンダーハンドル)》
ハンドルが平行になっているタイプを「フラットハンドル」と呼びます。ハンドルが真っ直ぐなので力が入りやすく、坂道もこぎやすいです。通勤通学用の自転車なら「フラットハンドル」が向いています。
《セミアップハンドル》
ハンドルが体の方向を向いているタイプを「セミアップハンドル」、よりアップしているタイプを「アップハンドル」と呼びます。「アップハンドル」は「カマキリ」という別名があり、この呼び方だと「あぁあれか」と思い出していただける方も多いのではないでしょうか。
「セミアップハンドル」は体とハンドルとの距離が近いため、体を真っ直ぐに起こして乗れます。買い物目的に使う、または子供を乗せるなら「セミアップハンドル」が向いています。
タイヤのサイズ
一般的な自転車のタイヤのサイズは14〜28インチです。身長によって適応タイヤサイズが変わります。メーカーによっても適応身長は異なるのですが、大人の方なら26インチか27インチを選ぶ方が多いです。26インチか27インチは2cmほどしか変わらないので、走行性に大きな違いはありません。
フレームの種類
フレームの種類は「U型フレーム」「Wループ型フレーム」「スタッガードフレーム」などがあります。フレームの形状によって強度と乗り降りのしやすさが変わってくるでしょう。
《U型フレーム》
出典:パークヘイブン (PARKHAVEN) 26インチ シマノ6段変速
パイプが一本なので他のタイプと比べて強度は低いですが、乗り降りしやすいのが特徴です。スカートを履いて乗る方、またぎにくい服装をされることが多い方に向いています。
《Wループ型フレーム》
出典:21Technology 26インチ自転車ママチャリ MC266 シマノ製6段ギア付き
「U型」より強度が高く、パイプも低めに設計されているのでまたぎやすいです。スカートでもまたげないことはありません。
《スタッガードフレーム》
出典:My Pallas(マイパラス) シティサイクル26・6SP M-501
ストレートのパイプを2本配置した、非常に強度の高いフレームです。「U型」と「Wループ型」と比べるとまたぎにくいですが、頑丈なので長距離で乗りたい方に向いています。
ギアあり or ギアなし
ギアありの自転車は坂道を登りやすく、スピード変更ができるのがメリットです。内装3段が主流で、柔軟にギアチェンジができる外装6段もあります。ギアありの方が価格は高くなるでしょう。
ギアなしは価格が安く、チェーントラブルなどが起きにくいというメリットがあります。平坦な道を走ることが多いなら、ギアなしで充分かもしれません。
ライトの種類
《ダイナモライト》
出典:Panasonic(パナソニック) 3LED発電ランプ SKL095
「ダイナモライト」は自転車のタイヤの動力を利用して発電するタイプのライトです。電池が不要なので電池交換の手間がかからないですが、抵抗によってタイヤが少し重たく感じます。昔は電球が一般的でしたが、今は寿命が長く明るいLEDが主流になりつつあるでしょう。
《電池式ライト》
出典:Panasonic(パナソニック) ハイパワーLEDかしこいランプV3
電池式は文字通り電池を動力源に点灯するタイプです。ダイナモライトのような抵抗はないのでタイヤが重たくなりませんが、電池交換の手間がかかります。
《オートライト(ハブダイナモ)》
出典:丸善(MARUZEN) Mag Boy [MLI-1AL] ハブダイナモ装着車用LEDヘッドライト
「オートライト(ハブダイナモ)」は車軸まわりに発電機を設置して点灯させるタイプです。抵抗がないためライトを点けていてもタイヤが重くなりません。暗くなると自動で点灯してくれるので、ライトの点け忘れを防げます。
毎日使う自転車だからこそ自分に合っているものを選ぼう
自転車は一度買ったら、そうそう買い直しはしません。一方、自分に合っていない自転車を使い続けるのはしんどいですし、用途が間違っていてトラブルが頻発すると修理代がかさんでしまうことも。
自転車通勤で使うのか、それとも買い物の時だけ使うのかによって選ぶ自転車が変わります。通勤で毎日使うなら、力を入れやすい「フラットハンドル」で強度が高い「スタッガードフレーム」がいいでしょう。
形状の好みもあるかと思うので、性能とのバランスを考えて自分に合った自転車を探してみてください。
おわりに
なんとなくで自転車を選んでいる方は多いと思いますが、自転車選びで失敗すると不便な思いをしてしまいがちです。自転車によって乗り心地が全然違いますし、強度にも差があります。快適な自転車ライフを送るために、本記事で解説したポイントをふまえて自分に合った自転車を選んでくださいね!
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