マンスリーマンションで一人暮らしは費用の節約になる?仕組みやメリット・デメリットを解説

マンスリーマンションで一人暮らしは費用の節約になる?仕組みやメリット・デメリットを解説

マンスリーマンションの存在は知っているけれど、どういう仕組みかわからない、という方は案外と多いのではないでしょうか? 普通の賃貸と何が違うのだろう?と疑問に感じている方も多いかと思います。

そこで本記事では、マンスリーマンションの仕組みやメリット・デメリットを解説します。通常の賃貸と比較しながら解説していますので、これから一人暮らしをされる方は、マンスリーマンションの仕組みも知っておきましょう。

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マンスリーマンションとは、どういう物件なのか?

「マンスリー(Monthly)」は、「月々」という意味です。マンスリーマンションは短期間での居住を前提とした賃貸で、居住期間は決まっていないですが、だいたい1〜3ヶ月が平均です。

通常の賃貸は2年ごとの契約が一般的ですが、マンスリーマンションは1ヶ月単位で契約をします。「90日から」といった条件もあるので、契約期間はしっかり確認しておきましょう。

1棟すべてがマンスリーマンションの場合もあれば、通常の賃貸マンションの一部の部屋のみマンスリーマンションとして貸し出している場合もあります。なので、自分の部屋は通常の賃貸契約でも、隣の部屋はマンスリー契約というケースも。

マンスリーマンションのメリット

 マンスリーマンションで一人暮らしは費用の節約になる?仕組みやメリット・デメリットを解説

初期費用を抑えられる

通常の賃貸であれば、入居時に敷金・礼金・保証金が必要なので、初期費用が多くかかります。短期間しか住む予定がないのに、敷金礼金を払うのはもったいないですよね。

マンスリーマンションは基本的に敷金・礼金・保証金なので、初期費用を抑えられます。短期間の入居であれば、初期費用が安いマンスリーマンションの方がいいでしょう。

短期で住むのに向いている

上述したように、マンスリーマンションは初期費用が不要ですし、契約が1ヶ月ごとなので短期で住むのに向いています。転勤や住替えで一時的に住む場所を探したい時は、マンスリーマンションは便利です。

もし事情が変わって予定より長く住むことになっても、1ヶ月ごとの契約を延長すればいいので、柔軟に対応できます。退去する時期も自由に決められるので、短期で住むのであればマンスリーマンションがよいでしょう。

家具家電が備わっている

基本的にマンスリーマンションには家具家電が備わっているので、わざわざ買う必要はありません。

通常の賃貸であれば(家具家電付きの物件もあります)、自分で用意しなければならないので、購入費用がかかります。短期間しか住まないのに家具家電を買うのはもったいないですよね。

それなら、マンスリーマンションを利用した方が費用を抑えられますし、買いに行く手間や設置する手間もかからないので、時間の節約にもなります。

寝具や食器は備わっていませんが、家具家電を持っていく必要がないので、引っ越し費用を抑えられるでしょう。寝具を入居してから購入するのであれば、身一つでの引っ越しも可能です。

電気・ガス・水道の手続きをしなくていい

マンスリーマンションは、入居時に電気・ガス・水道が使える状態になっています。通常の賃貸ならば、電気会社・ガス会社・水道会社にそれぞれ契約と開栓を依頼する必要がありますが、マンスリーマンションはその手間がかかりません。

また、退去時も電気・ガス・水道の解約手続きをしなくても大丈夫です。手続きをひとつ減らせるので、引っ越し作業が楽になります。

マンスリーマンションのデメリット

家賃が通常の賃貸より少し高い

マンスリーマンションは初期費用がかかりませんが、家賃は通常の賃貸より少し高めに設定されています。だいたい2割増です。

しかし、マンスリーマンションは初期費用が不要ですし、家具家電付きなので、トータルで考えれば決して高くありません。短期で住むのであれば、通常の賃貸よりも費用を抑えられるでしょう。

難しいのは、事情が変わって長期で住むことになった場合です。マンスリーマンションは家賃が割高なので、長く住むほど節約効果が薄れてきます。

2年以上など長期で住むのであれば、早めに通常の賃貸に引っ越しをした方がいいかもしれません。

途中解約で違約金が発生する場合も

マンスリーマンションの契約単位によりますが、途中解約で違約金が発生する場合があります。

たとえば、「90日以上、月単位」という条件で契約したとしましょう。予定では3ヶ月以上住むはずが、事情が変わって1ヶ月で退去することになった場合、解約するには違約金が必要となります。

契約期間の単位が短くなると家賃が割高になりますが、入居期間が短くなる可能性があるなら、短期で契約できる賃貸を探した方がよいでしょう。

家賃の一括前払いが基本

マンスリーマンションは、基本的に家賃は一括前払い制です。通常の賃貸なら月単位で家賃を払いますが、マンスリーマンションは住む前にまとめて払う仕組みになっています。

トータルで考えれば短期入居はマンスリーマンションの方が費用を抑えられますが、一括前払い制なので、まとまったお金がないと入居するのは難しいです。

ただ、物件や契約期間によっては通常の賃貸と同じように月払いで対応していることもあるので、どうしても月払いしたい場合は、条件検索で探してみましょう。

住む期間に応じてマンスリーマンションを活用しよう

マンスリーマンションは初期費用と家具家電の費用が不要であるぶん、家賃が高めに設定されています。1年以内であれば費用面でメリットがありますが、2年住むのであれば、通常の賃貸の方がよいでしょう。

マンスリーマンションは初期費用がかからないものの、家賃を一括前払いしなければならないので、いずれにしてもまとまったお金を用意しておく必要があります。諸事情で入居期間が変わることがあると思いますが、住む期間に応じて上手にマンスリーマンションを活用しましょう。

おわりに

マンスリーマンションは、短期で住むことが明確に決まっている時にメリットを発揮します。長期で住むことになりそうなら、通常の賃貸を探したほうがいいかもしれません。

マンスリーマンションによって契約期間や条件が異なるので、よく確認しておきましょう。

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