賃貸のトイレにウォシュレットは取り付け可能?設置時の確認ポイント3つ!

賃貸のトイレにウォシュレットは取り付け可能?設置時の確認ポイント3つ!

部屋探しの条件の一つとして人気が高い「ウォシュレット」ですが、住みたいお部屋にウォシュレットがついていないこともあるでしょう。

賃貸のトイレにウォシュレットをあとから設置することも可能です。設置時に確認しておきたいポイントなどを確認していきましょう!

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賃貸のトイレにウォシュレットを取り付けてもいいの?

 賃貸のトイレにウォシュレットは取り付け可能?設置時の確認ポイント3つ!

賃貸のトイレに後付けでウォシュレットを取り付けることは可能です。ウォシュレットは大がかりな工事を必要とせずに、自分でも取り付けることができます。

ただし、賃貸物件はあくまで大屋さんの持ち物です。ですから、設置には大家さんや管理会社の許可が必要になってきます。また、公営団地に住んでいる場合は自治体の住宅課の許可をもらうようにしましょう。

「退去時に元通りにすればバレないだろう」と考えてしまうのは危険です! 許可を取らずにウォシュレットを設置して、水漏れなどのトラブルが発生した場合は賠償金を支払わなくてはならないケースも出てきます。後々のトラブルを避けるためにも許可はきちんと取り、可能であれば「取り付けを許可した」ということを証明する書面ももらうようにしましょう。

ウォシュレット設置前の3つの確認ポイント

ウォシュレットを設置するには、大家さんや管理会社の許可を取る必要があることを確認しました。それ以外にもウォシュレットを設置前に確認しておきたい事柄が3点あります。

トイレの形を確認すること

ウォシュレットはどのようなトイレにも対応可能と誤解しがち。実は、タンクの種類や便座の形などによって設置できない場合もあるのです。

まず、注目すべきは便座の大きさです。トイレの便座の大きさは以下の2つにわけることができます。

  • レギュラータイプ:便器取り付け穴から便器の先端までの長さが 440mmの便座
  • エロンゲートタイプ:便器取り付け穴から便器の先端までの長さが 470mmの便座

基本的に、賃貸のトイレはレギュラータイプが多いようです。また、最近ではこの両方のどちらの大きさにも対応しているウォシュレットも販売されています。しかし、大きさが異なるウォシュレットを買うとやや見た目が悪くなってしまいますから、賃貸の便座に合ったものを選びましょう。

取り付けのためのスペースがあるかを確認する

ウォシュレットを設置するとその分、便座が大きくなりますから注意が必要です。たとえば、内開きの扉がうまく開閉できなくなったり、リモコン一体型のウォシュレットを購入したところ横のスペースが足りなくて設置ができなかったり、ということも……。

だいたい30センチほどのスペースが便座の上下左右にあれば設置が可能です。

コンセントの有無を確認する

ウォシュレットを使用するには電源が必要になってきます。トイレ内にコンセントがなくては動かすことができません。特に、古いお部屋の場合はトイレ内にコンセントがないということもありえます。

業者などに依頼してコンセントを増設してもらうことも可能ですが、大家さんの許可が必要になってきますし、工事費用もかかってきますので注意が必要です。電源が取れるかは事前にきちんと確認しておきましょう。

また、コンセントがない場合でも延長コードや天井の照明から電気を取ることもできます。

賃貸にウォシュレットを設置する際の2つの注意点

ウォシュレットは設置前だけでなく、設置する際にも気をつけておきたいことが2点あります。確認しておきましょう。

設置は自分で行うか?

ウォシュレットの設置は自分でも簡単に行うことができます。ただし、設置を失敗すると水漏れの原因にもなりますし、ウォシュレットの設置を誤ったことで健康を害する可能性もあります。

下記で特集しているようにウォシュレットは、間違った使い方をすると皮膚を痛めることがあるのです。

間違った使い方はお尻の皮膚を痛める!知っておきたいウォシュレット(温水洗浄便座)の正しい使い方

正しくウォシュレットを使うためにもきちんと設置しておきたいものです。

業者に依頼した場合は、1万円ほどで設置をしてもらえます。ただし、この際には事前にきちんと見積もりを出してもらって、あとから高額な費用を請求されないようにしておきましょう。

元の便座は残しておく

賃貸を出ていく際には「原状回復の義務」というものが発生します。この原状回復の義務とは、「入居したときの状態に部屋を戻して退去しなくてはならない」というものです。ですから、ウォシュレットを後から取り付けたのであれば、退去時にウォシュレットを取り外して、元あった便座などを設置しなおさなくてはならないのです。

元の便座はもちろん、便座を固定していたボルトやナットなども廃棄しないように注意してください。

ただし、大家さんの中にはウォシュレットのままで退去しても良いと言ってくれる場合があります。原状回復せずにウォシュレットのままにしておけば、付加価値が出て次の住人が早く決まるかもしれない、というメリットがあるからです。

ですから、退去時にウォシュレットを取り外すのが面倒な場合は、設置の際に退去時のことも大家さんと相談しておくとよいでしょう。

今から引っ越すならウォシュレット付き賃貸を探してみては?

ウォシュレット付きかどうかはやはり譲れないポイントの一つになってくるでしょう。もしも、今から引っ越す予定ならば、そのお部屋がウォシュレット付きかどうかを事前にチェックしておくと良いですね。

ウォシュレットを後付けした場合は、壊れたときには自分で買い替えなくてはなりません。しかし、元からついていたウォシュレットが壊れた場合は、大家さんや管理会社の負担で新しいものと取り換えてもらえます。

これから引っ越す予定ならば、ウォシュレット付き賃貸をさがすようにしましょう!

まとめ

トイレは日常生活から切り離すことはできません。ウォシュレットがない賃貸のお部屋に後からウォシュレットを取り付けることは可能です。ただし、大家さんの許可が必要であったり便座のサイズを適切なものを選んだりと手間がかかります。

お部屋選びがこれからならば、ウォシュレット付きの物件を探してみましょう。また、トイレにこだわるならば、バスとトイレが別になっている物件がおすすめです。以下で特集していますので、ぜひ、確認してみてくださいね!

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