
「住みたい街ランキング」にはランク入りしないけれどオススメの街を紹介する当企画。
第18回で紹介するのは、東京メトロ副都心線の「雑司が谷」です!
雑司が谷といえば山手線の池袋や目白からほど近く、周辺に有名大学が多く存在する文教地区という印象です。が、実は一人暮らしにもぴったりなポイントがあったのです。
1.東京メトロ副都心線で都心へのアクセス良好
2.都心に近いのに静かな住宅街
3.休日の過ごし方いろいろ
詳しく解説します!
1、東京メトロ副都心線で都心へのアクセス良好

雑司が谷エリアはもともと、都電荒川線の「都電雑司が谷」駅または「鬼子母神前」駅しか利用できず、電車のアクセスは少々不便な街でした。が、東京メトロ副都心線が開通したことにより新宿、原宿方面へのアクセスがぐっと楽になったうえ、渋谷から東急東横線に乗り入れているので横浜方面へも乗り換えなしで行けるように。

都電荒川線の鬼子母神前駅
また、めちゃんこ働きたい社畜さんが気にする終電時刻ですが、渋谷発〜雑司が谷着の最終電車は0:20。また池袋からも徒歩15分と徒歩圏内なので、ギリギリまで働ける環境であることは間違いありません。
もちろん、都電荒川線もレトロで魅力的な路線。少し早く帰れた日は、路面電車の車窓から街の景色を眺めて、頭の中をオフモードに切り替えるのもいいでしょう。
2. 都心に近いのに静かな住宅街

樹齢600年のケヤキが植わる鬼子母神堂の参道。昭和建築をリノベーションしたカフェなどがある
前述のとおり雑司が谷は池袋から徒歩圏内にもかかわらず、その駅を降りると街全体がとても静かなことに驚くはず。繁華街や商店街の類はなく、鬼子母神堂につながる参道を中心にこぢんまりとした商店や飲食店があるのみ。高級住宅地の目白から近く、周辺は閑静な住宅街のため治安も良好です。それゆえワンルームや1Kでも8万円台と、家賃相場はなかなか高め。立地や住環境を優先するなら、それなりの覚悟が必要かもしれません。
とはいえ目白通り沿いには「まいばすけっと」(8:00〜24:00)、「マルエツプチ」(8:00〜22:00)といった庶民派スーパーや「オリジン弁当」(24時間営業)もあるので、一人暮らしの食生活にぴったりフィットしているのが嬉しいですね。

住みたい理由にはならないと思うけど、区役所が新しくて綺麗
3. 休日の過ごし方いろいろ
アクセスや治安の良さ、生活の便などの面がクリアになったところで、気になるのは休日の過ごし方。
有名なスポットとしては、都電の駅名にもなっている「鬼子母神堂」。安産祈願や子育ての神様を祀る神社なので、一人暮らしの絶賛社畜のみなさんにはいまのところ縁遠い神様かもしれません。が、境内にある1710年創業(!)の駄菓子屋「上川口屋」さんはぜひ訪れたいスポット。休日は少し仕事のことを忘れて、昔懐かしい駄菓子に童心に帰ってしまいましょう。


また何気にカフェもたくさんあり、なかでも目白通りにある「あぶくり」は休日ランチにオススメです。看板メニューは、1923年創業の地元の老舗パン屋「赤丸ベーカリー」のパンを使ったサンドウィッチ。店内にはWi-Fiが飛んでいるので、やっぱり仕事が大好きだという社畜のみなさんはここで食後のひと仕事を。
また、小説の舞台になることも多い雑司が谷は、「古書往来堂」や「古書と古道具 青聲社」などの個性的な古書店もあり、本好きにはたまらない街。一方、フットサルコートや芝生広場がある区立の運動公園や、散歩の定番コースの「雑司が谷 みみずく公園」など身体を動かせるスポットも。文化的にも体育会的にも、思いのままに過ごせます。
まとめ
歴史や文化的背景が色濃く、下町の風情もありながら、若い人も過ごしやすい雑司が谷。副都心線の開通以降、徐々に注目が集まっているようなので、これから人気エリアになる可能性大。
いまのうちに住んでみることをオススメします!
基本情報
▶交通アクセス
- 渋谷まで……約15分
- 新宿まで……約15分
- 横浜まで……約30分
▶平均家賃
- 1R……7.99万円
- 1K……7.66万
- 1DK……9.61万円
- 1LDK……13.03万円
- 2K……8.23万円
- 2DK……12.14万円
参考:雑司が谷の賃貸物件
(11月25日現在のものです)