ルームシェアとは、親族や恋人以外の人と住まいを共有することです。ドラマのように友達と一緒に楽しく暮らす生活に憧れている方も多いのでないでしょうか?
そこで本記事では、これからルームシェアを始める方、友達を誘ってルームシェアをしようと考えている方のために、ルームシェアをするメリット・デメリットをまとめました。自分はルームシェアに合っている性格なのかを判断する参考にしていたただければと思います。
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ルームシェアという選択肢も考えてみよう
一人暮らしを始めるなら、ルームシェアも選択肢に入れてみるのもよいかと思います。友達と一緒に物件を探したり、工夫して住まいを快適にするのは一人暮らしでは経験できないことです。
また、一人暮らし経験者と比べてルームシェア経験者は少ないので、貴重な体験をできるかもしれません。一緒に住んでみて分かることもあります。
ルームシェアをするメリット
賃料を節約できる
一人暮らし用のワンルームに住むより、ルームシェアができる広めの部屋を借りる方が賃料を節約できます。たとえば家賃5万円のワンルームに一人で住むより、家賃8万円の2DKを2人でルームシェアした方が安くつくという具合です。
家賃12万円の3DKを3人でルームシェアすれば一人あたり4万円で済みます。
光熱費やインターネット代と節約できる
光熱費やインターネット代には基本料金があるので、一人で使うより複数人で使った方がお得です。ルームシェアをすれば同居人と光熱費やインターネット代を折半できるので節約につながるでしょう。
ただ、光熱費やインターネットの使用量に差があるのに折半すると不満が生まれます。
これは筆者が実際に経験したことなのですが、同居人の部屋にはクーラーが付いていて自分の部屋には付いていませんでした。さすがに光熱費を折半するのは納得がいかないので、光熱費は多めに払ってもらっていたことがあります。
このように状況に応じて光熱費やインターネット代の割合を決めるのがルームシェアを長く続けるコツです。
同じ賃料でグレードの高い賃貸に住める
一人で借りるには賃料が高いハイグレードなマンションでも、ルームシェアなら一人あたりの賃料負担を安く抑えられます。つまり、ルームシェアをすれば、一人あたりの賃料がワンルームと変わらない場合でも、グレードの高い賃貸に住める可能性が高まるということです。
ちょっといいマンションに住んでみたい時は、友達を誘ってルームシェアをしてみてはどうでしょう。
家事を分担できる
一人暮らしだと家事はすべて自分でこなさなければなりませんが、ルームシェアをすれば家事を分担できます。
炊事洗濯、ゴミ出し、風呂掃除などの家事を一人でこなすのは大変なものです。しかし、同居人と協力して家事を分担すれば一人あたりの負担が減ります。
ただし、家事の分担が偏ると不満の元になるので、それぞれ得意な家事で分担するにしても当番制にするにしても、お互い納得できる形で分担するようにしましょう。「自分はこんなに家事を頑張っているのに」と思い始めると不満が募るばかりですし、頑張り方は人それぞれなので、「自分ばかりが損をしている」と思わず相手のいいところを見るのもルームシェアを続けるコツです。
防犯面で安心
一人で住むより複数人で住んだ方が防犯面で安心です。自分が出かけていても同居人が家にいることもあるので、一人暮らしより家を空けている時間が短くなります。もし何か在宅中にトラブルがあっても協力して解決できるので安心です。
女性が一人暮らしをするとストーカー被害などの被害に遭う危険が高くなります。セキュリティ設備が整っているマンションを選ぶ以外に防犯面を高める方法として、友達とルームシェアをするのもアリです。
夜遅くなった時は同居人に車や自転車で迎えに来てもらったり、夜に2人でコンビニに行ったりできます。ルームシェアはそうした防犯面にもメリットがあるといえるでしょう。
宅配便の受け取りを頼める
実家暮らしの時は自分が不在でも家族が宅配物を受け取ってくれますが、一人暮らしを始めると再配達を利用する機会が増えます。電話やネットで簡単に再配達を依頼できますが、毎度手配するのは面倒ですよね。
ルームシェアをすれば同居人に宅配物の受け取りを頼めるので助かります。同居人の宅配物を受け取ることができたりと、お互いにとってメリットです。
話し相手がいるので寂しくない
家に一人でいるとふと寂しさがこみ上げ、家族や友達に電話やメールをしたくなります。一人でテレビにツッコんだりする自分の姿を俯瞰で見ると虚しいものがありますよね…。
ルームシェアをしていれば同居人が話し相手になってくれるので寂しくありません。その日あった嬉しいこと、腹の立つこと、不安なこと、なんでもないことなど、話せる相手が家にいるというのはとてもありがたいことです。
一人の寂しさに耐えられそうにない方はルームシェアが向いているでしょう。
体調を崩した時でも安心
一人暮らしで体調を崩すと看病してくれる相手がいないのでとても不安ですし、買い物に行くのも苦労します。
でもルームシェアをしていれば、万が一体調を崩しても同居人が看病してくれるので安心です。もちろん同居人が体調を崩したら看病してあげます。やはり一人でいる時に体調を崩すことほど不安なことはないので、誰かがいてくれるだけで安心感が違います。
ルームシェアをするデメリット
プライベートの時間を作りにくい
ルームシェアではひとつの住まいを共有するため、一人の時間を作りにくくなります。話し相手がいる安心感がある一方、一人になりたい時に一人になれないのがルームシェアのデメリットです。
特に一人暮らしで一人の気楽さを経験してからルームシェアを始めた方は、プライベートの時間を作りにくいことに息苦しさを感じるかもしれません。一人の時間を大事にしたい方は一人暮らしの方が合っているでしょう。
うまくいかないと友人関係にヒビが入る
ルームシェアを始める前はケンカをしたことのない仲良しの親友だったのに、一緒に暮らし始めてから不仲になる場合もあります。いくら仲が良くても違う環境で育ってきているので、ちょっとした考え方や生活習慣の違いが不満となってしまいがちです。
話し合って解決できればいいのですが、不満が爆発するまでお互い我慢してしまうと友人関係にまでヒビが入ってしまいます。
「親しき仲にも礼儀あり」ということわざがあるように、いくら仲が良くても最低限の礼儀を尽くし、相手を尊重しなければルームシェアはうまくいきません。不満は溜め込まずにその都度話し合って解決するようにしましょう。
価値観が違いすぎるとしんどい
誰もがそれぞれ価値観を持っていて、親友同士でも考え方が違っているのが当然です。価値観が違っていても許容範囲であればルームシェアをしてもうまくいくでしょう。
しかし、あまりに価値観が違う者同士が一緒に住むとお互いしんどい思いをします。掃除ひとつとっても隅々まで綺麗にしなければ気が済まない性格の人と、ゴミが散乱していても気にしない性格の人がルームシェアをしたとすれば、価値観の違いがお互いのストレスになるのは間違いありません。
多少の価値観の違いなら許容できても、対極の価値観を持っている者同士がルームシェアをするのは難しいでしょう。
恋人を部屋に招きにくい
ルームシェアをすると同居人がいるので恋人を部屋に招きにくいというデメリットがあります。自分だけの家ではないので、一人暮らしのように気軽に恋人を部屋に招くことはできません。もし恋人を部屋に招くなら同居人に言っておいた方がいいでしょう。
恋人を部屋に呼ぶと同居人が気を遣い、自分の家なのにくつろげないという状態に陥ります。同居人からすると一回や二回くらいならまだしも、毎日恋人を部屋に招かれるのはストレスでしかないはずです。
筆者はルームシェアをしている友達に同居人が頻繁に恋人を部屋に連れてくることがストレスになっている、という相談を受けたことがあります。その友達は同居人と話し合って解決したのですが、ストレスが積もり積もって大喧嘩になっていたかもしれません。
恋人を招く時のルールを決めておくと、お互い変に気を遣わずに済みます。
お互い相手のことを尊重しよう
ルームシェアを長く続けるのに大切なこと。それは「お互いが相手を尊重すること」です。相手の価値観を尊重し、自分の考えを相手に押し付けないようにしましょう。
自分の価値観を分かってもらいたい時は話し合いをし、お互いを理解し合う努力をすることがルームシェアを成功させるコツです。
一人暮らしなら自分で決めたルールを破っても困るのは自分ですが、ルームシェアではルールを破ると相手との約束を破ることになります。お互いの間で決めたルールはしっかり守ることもルームシェアを成功させるために必要です。
おわりに
ルームシェアは同居人がいることで得られるメリットもありますが、プライベートの時間が作りにくいといったデメリットもあります。賃料を節約できる、楽しそうといった良い面だけでなく、起こりうる問題も想定した上でルームシェアをすべきか判断しましょう。
友達と同居するにはルームシェアが可能な賃貸物件を探す必要があります。以下のページからルームシェア可の物件をお探しいただけます。