「住みたい街ランキング」には入っていないけど、絶対住むべき街シリーズ〜第11回：桜新町〜

毎年発表される「住みたい街ランキング」。でも、目立たないけど実は住みやすい街ってまだまだありますよね！　本企画では、そんな「穴場な街」の情報を、シングルハック独自の視点でお届けしています。

第11回の今回ご紹介するのは、渋谷から電車で10分以内の緑豊かな住宅街「桜新町」。『サザエさん』の原作者・長谷川町子が住んでいた街であることから、彼女の名前を冠した美術館があったり、街のいたるところに作品のキャラクターの銅像があったりと、サザエさんの街としてもよく知られています。

もうそれだけでのどかな街のイメージが浮かぶと思いますが、まさしくその想像通り。優しくて穏やかな時間が流れる街、それが桜新町なんです。

そんな桜新町の魅力は下記３点！

1. 渋谷だけでなく、最近開発の進んでいる二子玉川にも近い
2. 自然の多い閑静な街、ゆっくりと流れる時間
3. 隠れた名店揃い

以下、詳しく解説していきます。

渋谷だけでなく、最近開発の進んでいる二子玉川にも近い

なんといっても魅力なのが、渋谷エリアへのアクセスの良さです。桜新町から渋谷までは田園都市線でたったの5駅。所要時間は10分程度です。

さらに注目したいのが、最近開発の進んでいる二子玉川駅へのアクセスです。桜新町から電車で2駅、5分以内に到着できる二子玉川は、2011年から大きな都市開発計画がスタートし、続々とショッピング施設が誕生するなど、最近もっぱら注目を集めている街。

2015年4月には、『蔦屋家電』で話題になった『二子玉川ライズ・テラスマーケット』もオープンしました。蔦屋家電には、家電のほか、雑貨や本などもあり、館内各所にソファやイスが設置されているので丸一日いても飽きません。営業時間は7:00～23:00と長時間のため、仕事帰りの利用にもオススメ！

さらに、蔦屋家電1階のノマドスペースは各席に電源完備。 Wi-Fiも１回３時間まで接続できる上に回数無制限なので、パソコンを持ち込んでの作業も安心です。
田園都市線の混雑と、急行が止まらない点だけちょっと不便ですが、それさえ平気なら絶妙な位置にある街だと思います。

駅前に一歩降り立つとわかりますが、街並みはこじんまりとしており、とても閑静。世田谷で一番緑が多いところのひとつと言われており、駅名にもなっている「桜」の木が、春になると駅前通りをいっぱいに彩ります。

通りをちょっと行くと昔ながらの商店街も残っていたりなんかして、街全体にはゆっくりとした時間が流れているんです。

街のいたるところで目に付くサザエさんのモニュメントが、街のシンボルマークになっています。

それでいて、駅前にはスーパー、本屋、薬屋など、生活に必要な機能がひととおり揃っているというバランスの良さ。治安も良く、住人は口を揃えて「静かで住みやすい街」と言うのも特徴です。

個人商店の多い桜新町は、実は隠れた名店の宝庫なんです。ミシュランにも掲載されたフレンチレストラン「アンフュージョ」「ラクレ」、ドイツパンの名店「ベッカライ・ブロートハイム」、さらに、ワインに合う惣菜を取り揃えた本格お惣菜屋さんの「APRONS FOOD MARKET」などなど！

なかでも一押しは、桜新町駅から徒歩８分ほど歩いた、静かな住宅街の中にある「815 Coffee Stand（カフェ）」です。

こちらのカフェでは、「STREAMER COFFEE COMPANY」の豆を使った本格的なコーヒーも楽しむことができます。
２階から上は撮影スタジオになっており、1階のカフェスペースは20席ほどあり、開放感があるモノトーンの洗練された空間となっています。

独自のWi-Fiと電源もあるため、ノマドワークにもぴったり。18時でクローズしてしまうのが残念ですが、土日も朝9時から開いているため、使い勝手が良いのが嬉しいところ！

渋谷に近接しながらも、ゆるやかな時間が流れる街、桜新町。
平日の日中は、オフィスでどんなに追い込まれた仕事時間を過ごしていても、この街に戻って来れば、この、都会とは思えない静かな空気にホッと息をつくことができそうです。街のシンボルキャラクターのサザエさんファミリーにも、癒されること間違いなし。

渋谷エリアにオフォスがある方は、ぜひ一度居住を検討してみてはいかがでしょうか。

▶︎交通の便