賃貸物件の入居審査って実際何を見ているの?不動産屋さんがチェックしている4つのポイント

賃貸物件の入居審査って実際何を見ているの?不動産屋さんがチェックしている4つのポイント

入居審査とは、大家さんや不動産会社が「この人に物件を貸しても大丈夫そうか」を判断する審査のことです。入居審査に通らなければ部屋を借りられないので、賃貸物件に引っ越す方は必ず通過しなければなりません。

入居審査をクリアし、スムーズに部屋を借りるために、大家さんや不動産さんが入居審査でチェックしている4つのポイントを解説したいと思います。

入居審査とは?

賃貸物件の契約を申し込んだ後、大家さんや不動産会社がこの人に貸しても大丈夫かどうかを審査します。これを入居審査と呼びます。年齢・職業・連帯保証人・収入などを確認し、貸しても問題ないと判断されれば賃貸を借りることができます。

審査といっても、オーディションのようにこちらから何かアピールが必要なわけではなく、申し込み内容や話した感じの人柄から判断されるので、特別何かしなければならないわけではありません。審査基準は大家さんによって異なるため、自分では特に問題ないと思っていても、大家さんにとって気になる点があれば審査で落とされる可能性があります。

大家さんは家賃滞納やトラブルを起こしそうな人に貸したくないので、入居審査で安心して貸せるか人物どうかを判断します。最終的な判断は大家さんが行いますが、多くの場合、不動産会社が審査を行い、大家さんに伝えられます。ですので、物件探しの段階からすでに審査ははじまっていると思った方が良いでしょう。

入居審査でチェックされるポイント

 賃貸物件の入居審査って実際何を見ているの?不動産屋さんがチェックしている4つのポイント

入居審査で主にチェックされるのは、年収、職業、保証人、人柄の4項目です。各項目のチェックポイントと注意点を解説します。

入居審査チェックポイント1:年収

家賃を支払える能力があるかどうかを判断するために、年収をチェックします。年収が多いほど安心ではありますが、家賃に見合った年収であるか、安定した収入があるかが審査されるので、一般的に収入と雇用が安定している正社員は有利です。アルバイト、パート、派遣でも家賃に見合った年収や安定した収入があれば審査は通りますが、雇用形態が重視される場合もあります。収入証明として、源泉徴収票、課税証明、住民税課税決定通知書などの提出が求められます。

個人事業主(フリーランス)や自営業者の場合、確定申告書、課税証明書、銀行残高などで収入の証明を求められることがあります。個人事業は一般的に収入が不安定というイメージがあるので、入居審査では少し不利になります。開業1年目で確定申告をする前に賃貸を探す場合、収入証明が難しくなるため、退職前に引っ越しを済ませておいた方が良いでしょう。

入居審査チェックポイント2:職業

部屋を貸す大家さんにとって、どんな仕事をしている人なのかは気になるところです。大家さんがその職業についてマイナスイメージを持っていると審査が不利になる場合があります。何をやっているかわからない職業だと怪しまれてしまうので、こういう仕事をしています、ときちんと説明しましょう。

Web系の個人事業主の場合、フリーランスとだけ書くのではなく、デザイナー、ライター、カメラマンなど、具体的な職業を書いた方が良いです。アフィリエイターやノマドワーカーと書くと、何の職業? と思われてしまうので、自身で記事を書いて広告収入を得ているアフィリエイターの場合は、ライターと書く方がいいかもしれません。ノマドワーカーは職業の名称ではないので、具体的な職業を書きましょう。

入居審査チェックポイント3:保証人

賃貸物件では、万が一借主が家賃滞納をした場合に代わりに請求するために、保証人、または連帯保証人を立てることが求められます。入居審査では、保証人の続柄と、保証人の収入がチェックされます。物件によっては連帯保証人の収入証明書の提出が求められることもあります。一般的に親・兄妹姉妹・祖父祖母など3親等以内であることが望まれ、定年後で年金暮らしをしている場合や、アルバイトやパートだと少し審査に不利になりますので、就職している親族に頼む方が審査に通りやすくなります。

入居審査チェックポイント4:人柄

入居審査では収入、職業、保証人だけでなく、人柄も審査されます。見た目、言葉遣い、態度など、信用できそうな人かどうかが入居審査に大きく影響します。横柄な態度だったり、服装がだらしなかったりすると、収入が安定していても印象が良くないということで審査を落とされてしまうことがあります。

よほど態度が悪くなければ人柄だけで落とされることはそうそうありませんが、信頼できる人柄かどうかは重視されます。人柄が良いと、収入に少々不安があっても人柄が審査にプラスされて貸してくれることもあるようです。

まとめ

職業や年収、人柄はすぐにどうにかできるものではありませんが、保証人を頼める人がいない場合は保証人不要の賃貸物件を探すという手もあります。保証人不要の賃貸物件は下記のリンクから探してください。

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参考)
賃貸物件用語・入居審査