
賃貸物件を選ぶ上で間取りのチェックは欠かせません。住みやすそうに見えても生活してから不便さに気づくこともあります。よく注意して見ていれば防げることもあるので、事前によくチェックしておきましょう。
住んでから後悔しないように、間取り選びで失敗しがちな8個のことをまとめましたので、これから賃貸をお探しになる方はぜひ目を通しておいてください。
住んでから間取りに後悔しても遅い
賃貸の間取りは基本的に変更できません。間仕切りなどで間取りを工夫することはできますが、それも元からある間取り次第で、できることが限られてきます。
住んでから間取りに後悔しても遅く、場合によってはどうしようもなく不便を感じながら生活をしなければならなくなります。後悔しないように、間取り選びのポイントを抑えておきましょう。
間取り選びで失敗しがちな8個のこと

ワンルームは料理の臭いや煙が部屋に充満する
ワンルームは間仕切りがない分、広く感じるのがメリットです。しかしその反面、意外な落とし穴があります。
それは料理の臭いや煙が部屋に充満することです。間仕切りがないゆえに、料理の臭いや煙が生活スペースにまで充満してしまいます。換気扇を回したり窓を開けたりして臭いを逃がすことはできますが、部屋に置いた服に臭いがうつることもあるでしょう。
料理好きや自炊する方は、臭いが充満する点をふまえてワンルームを選ぶべきかよく考えてください。
ロフトは昇り降りが面倒くさくなる
ロフト付きの部屋はオシャレですし、秘密基地みたいでワクワクしますよね。
ロフト付きの部屋は生活スペースが広くなる、生活にメリハリが生まれるといったメリットがある反面、”昇り降りが面倒くさい”というデメリットがあります。生活し始めた時は楽しさから面倒さが気になりませんが、生活に慣れてくるとだんだん昇り降りするのが面倒くさくなってきます。
酔っ払った状態で昇るのは危険ですし、朝寝ぼけた状態で降りるのも危険です。そうした理由からほとんど使わなくなってしまう方も多く、ロフト付きの部屋じゃなくてもよかった…と後悔するかもしれません。
ロフトに対する憧れや珍しさだけで決めず、自分のライフスタイルを加味してよく考えてから決めましょう。
収納スペースが少なくて物が溢れかえる
収納スペースが少ないと非常に不便です。生活スペースに物が溢れかえってしまい、そうなると片付けるのも面倒になってきます。収納家具を買うにもお金がかかりますし、次の部屋では不要になる可能性もあります。
収納スペースが広すぎても余ってしまってもったいないですが、荷物を収納できるくらいのスペースはあった方がいいでしょう。自分の荷物がどれくらいあるのか確認した上で、必要な収納スペースを考えてください。
ユニットバスで不便に感じること
ユニットバスはセパレートと比べて家賃が安めに設定されていること、お風呂とトイレをまとめて掃除できることがメリットとして挙げられます。
デメリットはお風呂に浸かりにくい、お風呂を使うとトイレの床が濡れるのでトイレがしにくくなることです。カーテンで仕切ればトイレの床を濡らさずに済みますが、お風呂からあがる時に、どうしても多少は濡れてしまいます。
友達や恋人が泊まりに来た時、一方がお風呂に入っている間はトイレが使えないのも不便です。お風呂に入った後は湿気がこもるので、気持ち的にトイレがしにくいのもユニットバスの不便さといえます。
天井が高くて照明が交換しにくい
天井が高いと開放感があって気持ちいいですが、照明が交換しにくいというデメリットがあります。電球や蛍光灯が切れてから気づくので、内見時に見落としがちなポイントです。開放感をとるか照明の交換のしやすさをとるか、よく考えてから決めましょう。
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h3>部屋が広すぎて冷暖房費が多くかかる
部屋が広いと冷暖房費が多くかかります。冬はホットカーペットやこたつで我慢できなくもありませんが、夏は窓を開けても暑いのでどうしても冷房が必要です。部屋が広いと賃料が高くなるだけでなく、冷暖房費も多くかかることを加味しておきましょう。
備え付けの冷蔵庫では容量が小さすぎる
シンク下に小さい冷蔵庫が備え付けられている部屋は冷蔵庫を買わなくて済みますが、容量が小さすぎて食材が全然入らない…という不便さがあります。ほとんど自炊をせず飲み物くらいしか冷蔵庫に入れないという方なら充分かもしれませんが、多少でも自炊をする方には備え付けの冷蔵庫では小さすぎます。
冷蔵庫を買いたいのに置き場所がなくて設置できない…ということもありますし、備え付けの冷蔵庫がある分、シンク下の収納が狭くなるので、備え付けの冷蔵庫で充分かよく考えてから選びましょう。
自分の生活スタイルをよく考えて間取りを選ぼう
その人の生活スタイルによって選ぶ間取りが異なります。友達の家に行ってこの間取りいいなと思っても、自分の生活スタイルに合っていなければ住み始めてから不便を感じます。
間取りは自分の生活スタイルを考慮して選ぶことが大事です。どんなサイクルで生活しているのか、どんな性格なのか、自分のことを見つめ直してみると必要な間取りが分かってくるでしょう。
おわりに
間取りを選ぶ際は便利な面だけでなく、不便な点もチェックしてください。不動産屋さんは良いところを中心に紹介するので、どういうところが不便なのかも聞いておくのも間取り選びには大切です。
例えば、バス・トイレ別ならお風呂にゆっくり浸かれますし、トイレの床が濡れる不便さもありません。ユニットバスは不便そうだなあという方は、以下のページでバス・トイレ別の賃貸物件を探してみてください。