電子レンジは一人暮らしを始めるにあたって必ず買っておきたい家電です。自炊をしない方でもお弁当を温めたり冷凍食品を解凍したりするのに電子レンジが必要になります。
また、家電製品の進化はめざましく、電子レンジも例に漏れずどんどん進化してより便利になっている状況です。一人暮らしの電子レンジの選び方とおすすめの機種を5個ご紹介しますので、これから新生活を始める方はぜひ参考にしてください。
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電子レンジによって機能や使い勝手はさまざま
一口に電子レンジといっても機種によって機能が大きく異なります。機能が充実しているほど価格が高くなる傾向がありますが、安くても使いやすい電子レンジもたくさんあるので、知っておいて損はありません。
また、節約のために安い代わりに使い勝手の悪い電子レンジを買ってしまうと不便な思いをします。電子レンジは一度買ったらそうそう買い換えることはなく、多少使いづらくても我慢して使い続けてしまうことになるでしょう。
しかし、じっくり選んで使いやすい電子レンジを選ぶと生活がより快適になります。電子レンジ選びで後悔しないために、これから解説する選び方をふまえて自分に合った機種を選ぶことが大切です。
電子レンジの選び方
種類
電子レンジの種類は大きく分けて「単機能電子レンジ」「オーブンレンジ」「スチームオーブンレンジ」の3種類です。それぞれ加熱方式が異なり、調理できる種類が異なります。
《単機能電子レンジ》
温めることだけを目的としたシンプルな機能の電子レンジです。温めたり解凍したりと熱を加えることはできますが、焼く機能は付いていません。
温めるだけの機能ゆえに価格が安く、1万円以下で購入できる機種もあります。
《オーブンレンジ》
温める機能に加え、トースター、オーブン、グリル機能が備わっています。そのため、トースト、グラタン、焼き魚、クッキーなど焼く料理にも使えるので便利です。
焼く機能が加わった分、単機能電子レンジより少し価格が高くなります。
《スチームオーブンレンジ》
蒸気を出す機能が備わったものです。単機能電子レンジやオーブンレンジで温めるとパサパサになってしまうことがありますが、スチームオーブンレンジは蒸気によってふっくらと温めてくれます。
魚や肉の余分な油を落とす効果もあるので仕上がりがヘルシーです。スチーム機能があるため他の2種と比べて価格は高くなります。
機能
電子レンジには他にも、ノンフライ機能、過熱水蒸気機能、加熱水蒸気機能、2段オーブン機能といった便利な機能を備えています。自炊をされる方なら油を使わず揚げ物ができるノンフライ機能、2品同時調理が可能な2段オーブン機能があると料理が捗るでしょう。
ただ、機能が増えると価格も上がるので、使わない機能があってももったいないだけです。物珍しさだけで買ってしまうと後悔するかもしれません。
機能が多くて困ることはありませんが、お財布と相談して自分に合った機能を持つ電子レンジを選びましょう。
サイズ（庫内容量）
サイズ＝庫内容量は20Lから30L以上のものまであります。一人暮らしなら20L前後の容量が最適です。庫内容量に比例して電子レンジのサイズが大きくなるので、無駄に大きいと邪魔になります。
2人暮らしなら20〜25L、3人以上であれば25L以上の電子レンジが欲しいところです。
扉の開き方
意外とミスしてしまいがちなのが電子レンジの扉の開き方です。家電量販店でチェックした時は問題ないように思えても、設置場所によっては扉の開閉で不便な思いをします。
キッチンが狭いワンルームだと電子レンジの置き場所の選択肢がなく、扉の開閉がしづらくイライラしながら使わなければなりません。
電子レンジの扉の開き方は縦開きと横開きの2種類です。縦開きの場合、左右を気にしなくていいので設置場所によって開きにくいということはありませんが、高い場所に置くと開いた扉が邪魔になって食品が出し入れしにくいという盲点があります。
横開きの場合、高い場所に置いても扉が出し入れを邪魔しないという点では使いやすいです。しかし、設置場所によっては開閉がしづらくなります。
開閉や食品の出し入れで不便な思いをしないように、設置場所に合わせて縦開きか横開きかを選ぶようにしましょう。
ターンテーブルか、フラットテーブルか
ターンテーブルはお皿を回転させながら温めるタイプです。対してお皿がなく回転せずに温めるタイプをフラットテーブルと呼びます。
ターンテーブルは食品を温める電磁波を均一にあてるために回転させますが、最近はお皿を回転させずとも均一に加熱できる電子レンジが増えたため、フラットテーブルが主流になりました。フラットテーブルは庫内を広く使え、掃除がしやすいというメリットがあります。
センサーの種類
ムラなく温められるかはセンサーの種類によって変わります。センサーの性能は以下の順番です。
赤外線センサー ＞ 重量センサー ＞ 蒸気センサー ＞ 温度センサー
赤外線センサーが最も性能が高く、上位機種に搭載されています。重量センサーはターンテーブルに置かれた食品の重さで加熱時間を自動で調整してくれますが、食器が重いと加熱しすぎることがあるので注意してください。
調理メニューの種類
機種によって「ご飯」「牛乳」「お弁当」「フライ」「解凍」など調理メニューの種類が異なります。調理メニューがあればワンタッチで該当する食品を温められるので便利です。
使わないボタンが多いと操作に迷うだけなので、よく使うメニューがあるか確認しておきましょう。
一人暮らしにおすすめの電子レンジ
アイリスオーヤマ オーブンレンジ 16L
16Lと容量が少なめですが、低価格でありながらオーブンとグリル機能が備わったコスパの高い電子レンジです。重量センサー搭載で食品の重さを感知して自動で温め時間を調整してくれます。
「ゆで野菜」の調理メニューがあるので、レンジで野菜を温めたい時に使うと便利です。
シャープ 過熱水蒸気オーブンレンジ 2段調理 31L
扉は縦開きタイプ、2段調理ができる過熱水蒸気オーブンレンジです。「クイックスチーム方式」によって水をセットすればラップなしでもふっくらと温められます。
容量が大きいですし、機能も充実しているスチームオーブンレンジなのでお値段は少々高くなりますが、長く使いたい方は少し奮発してみてはいかがでしょう。
パナソニック エレック オーブンレンジ 26L
26Lの大きめ容量でありながら、横幅50cm × 奥行40cm × 高さ34.7cmのコンパクトサイズ設計になっています。
調理メニューがシンプルで、デザインがクールなオーブンレンジです。肉･魚を野菜と一緒に焼き上げてくれる「お弁当セット」という時短機能が備わっているので、お弁当を作って食費を節約したい方におすすめとなっています。
パナソニック 単機能レンジ 22L
出典：大きめのお弁当を温めることが多いという方にはこちらの庫内容量22Lの単機能電子レンジはいかがでしょうか。
調理メニューはシンプルなので、とにかく温められればいいという方に向いている電子レンジです。高出力から低出力に自動に切り替わる機能が備わっています。
電子レンジ ARF205-W
とにかく安く！でも縦開きでフラットテーブルのタイプがいい！という方にはこちら。庫内容量は18L、縦開き、フラットテーブルの条件を備えたシンプルな単機能電子レンジです。
おわりに
電子レンジは機能が足りないと不便ですし、使わない機能が多いと無駄になります。自分が必要とする機能を備えた機種を選ぶことが大事で、生活スタイルを考慮してベストな電子レンジを選んでくださいね。
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