「賃貸物件選びで後悔したくない」と考えている方がほとんどだと思います。では、どうすれば後悔しない物件選びができるのか?その答えは内見時の不動産屋さんとの会話にあります。
そこで本記事では、賃貸探しの内見で不動産屋さんに直接聞いておいたほうがいい5個のことをまとめました。住んでから後悔しないために、気になる部分は契約前に確認しておきましょう。
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目視だけではわからないこともある
賃貸物件の内見時に目視で状態を確認しますが、目視だけで物件の状態を全て調べられるわけではありません。不動産屋やオーナーに聞いてみないとわからないこともあります。
内見時は物件の状態について質問をするチャンスです。目視で確認したからと満足していてはいけません。内見時の不動産屋さんとの会話の中で、気になることを質問してみてください。
確認しづらいこともあるかと思いますが、お金を払って住むのですから気になることはきちんと聞いておくことをおすすめします。居住後のトラブルを回避するためにも、気になることは契約前に聞いておきましょう。
内見時に不動産屋さんに直接聞いておいたほうがいいこと
前の住人が退去した理由
退去の理由は転勤や就職などであることが多いですが、隣の部屋の騒音やトラブルなどで引っ越しをした可能性もあります。できればそうした部屋に引っ越すのは避けたいですよね。
しかし、前の住人が退去した理由は、不動産屋さんのほうからわざわざ教えてくれるわけではありません。説明義務がある事項でもないので、こちらから聞かないと確認できないでしょう。
騒音などのトラブルの有無は入居前に確認しておくべき事項ですが、実際に住んでみないとわからないこともあります。そうしたトラブルに遭わないためにも、前の住人が退去した理由を聞いてみましょう。
事故物件なのか
事故物件はできれば避けたいものです。綺麗に清掃がされているとはいえ、事故があった物件に住むのは心理的に気になるという方が多いことでしょう。
ここで確認しておきたいのは、不動産屋さんには事故物件であることを告知する義務があるのか? ということです。事故物件は「心理的瑕疵物件」にあたり、媒介業者には説明義務があります。
ただし、心理的瑕疵物件の説明義務に関して明確な決まりがあるわけではないですし、事故があった後、1人でも入居すれば告知する必要がなくなるため、必ず説明してくれるわけではありません。
過去に事故があったか気になる方は、不動産屋さんに直接聞いてみてください。入居後に事故物件であることが判明すれば契約を解消することもできますが、また一から引っ越し先を探さなければならなくなります。
家賃が相場よりかなり安い場合は何か理由があるかもしれないので、気になる方は入居前に聞いておいたほうがよいでしょう。
隣の部屋の賃貸契約の種類
意外と迷惑になるのが、隣の部屋がマンスリー契約の場合。なぜかというと、毎月引っ越しのたびに騒音がするからです。引っ越しに何時間もかかるわけではないですが、毎月引っ越し作業の騒音がするのは困りますよね。それに隣の住人が毎月入れ替わることに不安を感じる方もいることでしょう。
内見している部屋が通常の賃貸契約であっても、隣はマンスリー契約である場合もあります。それは確認しないとわからないことなので、入居前に不動産屋さんに聞いておきましょう。
管理体制
賃貸物件の管理体制はセキュリティに大きく関わる部分です。大家さんや管理人が常駐しているほうがセキュリティレベルは高くなるので、防犯を重視したい方は不動産屋さんに聞いて確認しておいたほうがよいでしょう。
また、24時間常駐なのかそうでないのかによってもセキュリティレベルが変わってきます。管理人の勤務時間が決まっている場合は24時間いてくれるわけではありません。
大家さんが同じマンションの一室に住んでいることもあります。大家さんや管理人が24時間常駐しているマンションなら、夜間に帰宅したときに鍵をなくしたことに気付いた場合など、緊急時にも対応してくれるでしょう。
ネット環境
いまやネット環境は生活に欠かせません。賃貸でもインターネットに対応している物件が増えてきましたが、回線の種類や対応状況に差があります。
たとえば、光回線が開通していない物件の場合、手続き面だけでいえば自分で業者に工事を依頼すればいいわけですが、工事には大家さんの許可を取らなければなりません。部屋によっては壁に穴を開けるなどの工事が必要となってくるので、大家さんに許可を取る必要があるのです。
もし光回線の開通工事の許可が降りなければADSLかモバイルWi-Fiにせざるを得なくなるでしょう。たいていの大家さんは許可してくれると思いますが、事前に確認しておくと無用な心配を避けられます。
そもそも、すでに光回線が開通していればわざわざ工事する必要はないので、すぐにネットを使いたい方は光回線に対応している賃貸を選ぶとよいでしょう。
NTT東日本とNTT西日本は、2023年1月31日に「フレッツ・ADSL」の提供を終了することを発表しているので、いまから引っ越しをするなら光回線に対応している賃貸を探すほうがよいかと思います。
住んでから後悔しないように不安に感じることは聞いておこう
満足のいく物件探しをするには、不安に感じることは漏れなく聞いておいたほうがよいでしょう。聞きづらいこともあるかもしれませんが、住んでから後悔しないために不動産屋さんに気になる点を聞いておくことをおすすめします。
たとえば、隣がマンスリー契約であるかどうかは聞いてみなければわからないことです。気にしないかたも多いかと思いますが、隣が毎月入れ替わるのが気になるかたは聞いておいたほうがよいでしょう。
おわりに
賃貸契約するにあたり、気になる部分は人それぞれだと思います。事前に聞いておきたいことをリストアップしておくと聞き忘れを防げるでしょう。
物件選びで後悔しないように、目視でわからないことは不動産屋さんにしっかり確認しておくことをおすすめします。設備がちゃんと使えるかどうかも内見時に確認しておいてくださいね。
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