
賃貸探しは簡単だと思っていませんか? いえいえ、実はチェックするべき項目が多いので、甘く考えていると住んでから後悔するかもしれません!
特に初めての一人暮らしだと、いい条件にだけ目がいってしまい、不便なところを見落としてしまいます。でも、せっかくなら最初から不満の少ない物件に住みたいですよね。
そこで本記事では、ワンルーム探しが初めての人にこそ知ってもらいたい、賃貸の選び方を7個ご紹介します。これから紹介する7つのポイントをふまえ、自分の希望に合った物件を探してみてくださいね。
駅近の物件は人気の条件です。こちらのページで徒歩5分以内の駅近物件を特集しています!
賃貸探しは意外と見落とすことがたくさんある
一人暮らしを始めてから、「なんで住む前に気づかなかったのだろう…」と後悔したくないですよね。内見時は問題ないと思っていても、住み始めてから不便さに悩まされることがあります。
賃貸探しは意外と見落とすことがたくさんあるので、初めて一人暮らしをする方は、前もって失敗しがちなポイントを調べておきましょう。これから解説する7つの選び方は、賃貸探しをする上で外せないことばかりですので、簡単いいのでスマホなどでメモをしながら読んでみてください。
賃貸の選び方のポイント7つ

駅近物件は駅からの距離を考えて選ぶべし
駅近物件は通勤や通学に便利ですが、駅からの距離が近いと意外なことに悩まされます。
駅から近すぎると、「電車や踏切の音がうるさい」「駅周辺が騒がしい」「人が多く行き交うので不審者に気づきにくい」といったデメリットがあります。駅に近いほど物理的な便利さは上がりますが、駅周辺は騒がしいので音で悩まされるかもしれません。
駅近物件の落とし穴は、以下の記事で詳しく解説しています。駅徒歩5分以内の物件を探す予定の方は、こちらの記事にも目を通して注意点を覚えておきましょう。
駅徒歩5分以内が絶対正義とは限らない!駅近物件の6個の落とし穴&賢い駅近物件の選び方
買い物や公共施設の利便性を考慮すべし
賃貸探しは、物件だけで選ぶと思わぬ失敗をしてしまいます。一番多いのが、周辺環境のチェック漏れです。
近所にスーパーやショッピングセンターがないと、買い物に不便します。あまり自炊をしなくても、コンビニ弁当やインスタント食品ばかりでは健康が心配なので、最低限ひとつはスーパーが近くにある物件を選んだ方がいいでしょう。
病院などの公共施設の立地も要チェックです。病院が遠いと不便ですし、一人暮らしで熱や風邪を引いた時、病院が遠いと通院が辛いので、近隣に病院がある物件を選ぶことをおすすめします。
ネット環境を確認しておくべし
今やネットなしでは生活ができません。パソコンを持っていなくても、スマホで検索をする方が多いことでしょう。
ネット環境は、賃貸探しで必ずチェックしておきたい項目です。パソコンを使うのであれば、高速通信ができる光ファイバーが通っている物件か確認しておきましょう。やはりADSLと比べて速度が全然違うので、光回線に対応している物件がいいですね。
スマホに関しても、部屋の中で電波が悪い場所がないかを確認しておきましょう。当たり前ですが、電波状況は目に見えないので、内見時に見落としてしまいます。
リビングの電波が良くても、キッチンや寝室の電波が悪いなど、部屋によってアンテナの本数が増えたり減ったりするのは不便です。内見時に、スマホのアンテナを見ながら部屋をぐるっと一周して、電波状況を確かめておきましょう。
自分のライフスタイルに必要な設備を選ぶべし
ワンルームは設備によって快適度が全然違ってきます。ただし、どの設備が必要であるかは人それぞれなので、自分のライフスタイルに必要な設備が揃っているかを確かめましょう。
たとえば、ロフト付きの部屋がいいなと思っても、実際はほとんど使わないかもしれません。それにロフトの上は夏に暑くなるので、そういった点にも考慮して、本当に必要な設備なのかを考えてみてください。
キッチンの設備も重要で、コンロがひとつしかないと自炊に不便です。自炊をするならコンロは2つあった方が捗るので、時短になります。それに、コンロが1つだと作れる料理に時間がかかるので、自炊をする気が失せてしまうでしょう。
そのほか、ウォークインクローゼットは必要なのか、宅配ボックスはあった方がいいのかなど、自分のライフスタイルをイメージした上で、必要な設備を考えてみてください。
予算に無理がないかよく考えるべし
設備が充実しているにこしたことはありませんが、そのぶん家賃が高くなるので、経済状況をよく考えた上で物件を選びましょう。
一般的に、家賃は収入の3分の1以内に収めるのがよいとされています。家賃だけでなく、管理費・共益費・保険料もかかるので、それらも予算に入れておかないといけません。
家賃が高くて引っ越しをする方は多く、そうなるとまた引っ越し費用もかかるので、それなら最初から無理のない予算で物件を選んだ方が、費用を無駄にせずに済みます。
構造だけで防音性を判断するべからず
建物は木造・鉄筋・鉄骨・鉄筋コンクリート・鉄筋鉄骨コンクリートなど、構造の種類がいくつかあります。一般的に後者ほど防音性が高くなりますが、構造だけで判断してはいけません。
ラーメン構造か壁式構造かによっても防音性が違いますし、壁の厚さでも音漏れのしやすさが変わります。壁を軽く叩いてみると厚さによって音が変わるので、内見時にチェックしておくとよいでしょう。
壁を叩いて詰まった音がするなら厚さがあるので防音性が高いと判断できますが、響くようであれば壁が薄く音漏れしやすいかもしれません。住んでから防音面で後悔しないように、内見時に壁の厚さを確認しておきましょう。
ユニットバスかセパレートかはよく考えて選ぶべし
お風呂とトイレが一体となったユニットバスと、別々になったセパレートでは、使い勝手の面でも家賃の面でも大きな違いがあります。
ユニットバスの方が家賃は安いですが、お風呂がトイレと一体になっているため、湯船にゆっくり浸かりたい方には向いていません。それに、お風呂に入った後はトイレの床まで濡れてしまいます。そうしたデメリットを承知の上で家賃を安くしたいのであれば、ユニットバスを選ぶメリットはあるでしょう。
男性はユニットバスを選ぶ方も多いですが、女性にはセパレートが人気です。セパレートならワンルームでも湯船に浸かれますし、ユニットバスのようにお風呂に入った後にトイレの床が濡れて使いにくい、といったこともありません。
ユニットバスかセパレートかはとても重要な条件で、後から変更できないのでじっくり考えて選ぶようにしましょう。
総合的にベストな賃貸を探そう
何の不満もない物件を探すのは難しいですが、現状で総合的にベストな賃貸が見つかれば満足できるでしょう。
大事なのは何を優先するかです。家賃・設備・周辺環境・住みやすさなど、自分にとって外せない条件を優先した上で、妥協してもいい部分を考えてみましょう。
上述したように、設備が充実していれば生活の利便性は向上しますが、家賃の負担が多くなるため、収入との兼ね合いも考えなければなりません。収入の3分の1を上限に、今の自分にとってベストな物件を探してみてください。
おわりに
充実した一人暮らしを送るには、まず物件選びを成功させなければなりません。賃貸探しをする際は、候補となる物件をじっくり比較して、後悔のないように選びましょう。
物件を探したことの人に聞いたり、不動産屋さんについてきてもらったりすると、初心者がやってしまいがちな失敗を防げます。本記事で紹介したことも頭に入れて、自分にとってベストな物件を探してみてください。
通勤・通学の時間を短縮したい方は、以下のページで駅近の物件を探してみてはいかがでしょう?