忙しい一人暮らしでは、布団を敷いたままにしがちです。しかし、万年床はカビやダニの発生にも繋がります。
この記事では万年床の解消方法をご紹介するのでぜひ確認してみてください。また、布団を干すなら日当たりのいい向き物件がお勧めです。こちらで特集しています!
万年床はカビやダニの温床
万年床とは、フローリングなどに布団を敷きっぱなしにしてしまっていることです。人間は一晩の内に数リットルの汗をかくといわれています。万年床をしてしまうと、毎晩の汗が、布団と床の間に蓄積されていってしまうのです。
ダニやカビは湿度の高い場所を好み、繁殖します。そのため、万年床にすると、布団はもちろん床にもダニやカビが発生し、アレルギーなどの原因になってしまうのです。
カビやダニが発生したのであれば、布団を買い替えて掃除をしてしまえば良いと考える方もいるかもしれません。しかし、カビやダニは簡単な拭き掃除などでは落とすことができないのです。
私物の布団であれば捨ててしまえば良いかもしれませんが、借りている部屋の床などにカビが発生してしまうと大変です。自分では落とすことができず、清掃会社に依頼しなくてはならないこともでてきます。さらに、掃除で落ちないような頑固なカビが発生した場合は、管理者から高額な修繕費を請求されてしまう可能性もあるのです!
カビやダニの温床を作って、健康を損ねたり修繕費を請求されたりしないためにも、万年床は避けましょう。
一人暮らしは万年床になりがち
万年床を避けるためにも、布団はきちんと畳んでしまうようにしたいものです。加えて、毎日15分程度は日光に当てて干すのが理想だといえるでしょう。しかし、一人暮らしではなかなか実行が難しいものがあります。
まず、一人暮らしの朝は忙しいです。出かける準備などをしていると、ついつい布団を畳むのを忘れてしまうこともあるでしょう。さらに、一人暮らしの部屋は収納スペースが限られています。結果、布団をしまうことができず敷いたままにしておくしかないということもあるはずです。
また、日光に当てたくとも日当たりの悪い部屋だったり、布団を干せるベランダがなかったりすることもあるでしょう。一人暮らしの生活はどうしても万年床になりがちだといえるのです。
布団が干せないときの対処法
一人暮らしの生活は万年床になりがちだからといってそのままにしておくのは考えものです。以下の対処法をぜひ検討してみてください。
ベッドにする
ベッドは布団と違って高さがあります。そのため、布団と床の間に通気性が保たれて湿気がたまることはないのです。もちろん布団やマットレスを定期的に日光に当てないと、万年床と同じようにカビやダニの原因になります。
しかし、布団のように毎日布団の上げ下げをしなくて良いので、時間的にも肉体的にもそれほど負担にならないでしょう。布団を干すのが難しいなら、いっそベッドにしてしまうのも一つの手段です。
すのこを敷く
出典: すのこマット シングル
ベッドを置くと、布団を頻繁に干す必要もありません。しかし、ベッドを置くスペースがないのならば、布団の下にすのこを敷くという対処法をお勧めします。
すのこを敷くことで、布団と床の間にスペースができるので湿気をおさえることが可能です。すのこはベッドと違って、折り畳んでそのまま干したりできますから、扱いも簡単といえます。
除湿シートを活用する
出典: 寝具用除湿マット
ダニやカビの原因は湿気です。この湿気を取るために布団を干す必要があるのですが、干すのが難しいのならば、湿気を吸い取ってくれる除湿シートを活用していきましょう。
除湿シートを、布団と床の間に敷いておけば、夜にかいた汗を吸い取ってくれるのです。布団を干せなくとも、ある程度までの湿気は吸収してくれますから、カビやダニが発生することも少なくなります。除湿シートは値段も安価ですからお勧めです。
布団クリーナーを活用する
布団クリーナーとは、布団専用の小型の掃除機のことです。紫外線などを照射し、ダニやカビをおさえる機能がついているものもあります。この布団クリーナーを使って定期的に布団を掃除することで、布団を清潔に保つことができるのです。
布団クリーナーについてはこちらで詳しく特集しています! ぜひ、確認してみてください。
布団が干せないと悩むワンルームユーザーに教えたい!室内でダニやホコリ対策ができる布団クリーナー5選
カビにくい布団を使う
布団の管理が難しいのならば、汚れに強い寝具を使うようにしましょう。布団の中には「防カビ・防ダニ」加工されたものが存在します。このような布団を使えば、カビやダニが発生しにくいので、布団を干せない日が続いても布団が不潔になることは少ないのです。
一人暮らしで布団が干せないのならば、利用を検討してみましょう。
エアーマットレスを使う
エアーマットレスとは、空気層を含んだマットレスのことです。マットレスにある空気層が、床と布団の間に空間を作ってくれるだけでなく、湿気を逃してくれます。そのため、布団を干さずともカビやダニの発生を大幅におさえてくれるのです。
また、使わないときは空気を抜いてコンパクトに収納できるので、スペースの少ない一人暮らしでも安心といえます。
扇風機や乾燥機を使う
布団乾燥機や扇風機を使えば、布団の湿気を追い出すことができます。椅子や机に布団をかけて、風を当てるようにすれば、湿気を飛ばすことができるのです。
この際に、部屋の湿度が高いと湿気を逃がすことができませんから、部屋の窓は開けておきましょう。
おわりに
一人暮らしの生活では、スペースや時間的な都合で万年床になりがちです。
しかし、万年床はカビやダニの温床となり、病気やアレルギーに繋がってしまいます。さらに、住居の床にカビが発生した場合は、修繕費を請求されることに繋がってしまうのです。布団は小まめに上げ下ろしをするようにし、定期的に干すようにしましょう。
干すのが難しい場合は、カビやダニが発生しにくい布団やエアーマットレスを活用したり、ベッドに変えたりするのがお勧めです。また、扇風機や布団クリーナーで湿気や汚れを落とすのも効果的といえるでしょう。布団が干せない場合も代替措置を検討し、布団を清潔に保ちたいものです。
また、布団をきちんと干すようにしたいのならば、住まい選びの時点で日当たりの良いお部屋を選ぶようにしましょう! 布団を干すのに最適な南向きのお部屋はこちらからお探しいただけます。