おもしろい間取りはお得?後悔しない間取り選び。妥協しちゃいけないポイントは?
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40代、結婚8年目の夫婦です。結婚してからマイホームの資金を貯めてきましたが、ようやく頭金が貯まったので購入を考えています。子どもは、来年出産予定です。子どもを中心にした家族が暮らしやすい家にしたいと思っています。とはいっても、いろいろな物件を見て回るなかで、リビングイン階段などのおもしろい間取りも気になっています。基本的には、生活のしやすさを第一に考えているのですが、少しは個性も出してみたいという思いもあります。そこで質問ですが、後悔しない間取り選びと気をつけるべきポイントはありますか?よく動線は考えた方がいいといわれているので、動きやすいというところにはこだわっています。よろしくお願いいたします。
お部屋探しのプロからの回答1件
- 安藤あつし
- 宅地建物取引士
オシャレなリビングイン階段のメリットとデメリットを知っておきましょう
長く住むマイホーム、住みやすさは大事ですよね。ご質問の後悔しない間取り選びと気をつけるべきポイントは人それぞれで違いますが、基本的によくありがちなおもしろい間取りで後悔しがちなパターンと気をつけるべきポイントをご紹介させていただきますね。
ご質問者様も興味を引かれていたリビングイン階段は、実際に若い層を中心に人気が高く、取り入れている人も多くなってきています。このリビングイン階段ですが、ゆったりとした間取りで計画的に入れることができればよいのですが、無理やりにリビングに階段を作ったりすると後悔する間取りとなることがあります。例えば、キッチンとリビングの階段の距離が近いと階段のほこりがキッチンに舞い込んで不衛生ですし、逆にキッチンの臭いや煙が上階にあがりやすくなり、2階が煙だらけになります。
また、子どもといつでもコミュニケーションが取れるようにと作ったリビングイン階段でも、玄関に近い位置にあるのであれば、すぐに2階にあがれてしまい意味がありません。そもそもリビングイン階段は、階段のきれいさと広がりを見せるものですから無理やりにでも作るとこういう失敗をしやすくなります。逆にこのような点をクリアできれば、雰囲気のよい家のシンボルともなる階段に仕上がり、お子様とのコミュニケーションに一役買うことも期待できます。作る際は、じっくり考えることをおすすめいたします。
あと、間取りの後悔ポイントとして多いのが、配線計画の失敗です。生活をしていると欲しいところにコンセントがなくて困ったという経験があるのではないでしょうか?部屋の大まかな間取りや動線は考えるものの、配線は細かいところなので軽視をしがちです。実際に生活してみて失敗したという話は尽きません。後々、配線を設置できる壁があればいいですが、流行のアイランド式キッチンのように壁がない場所には設置することができません。そのほかにも、配線はあるものの家具を置いたことで配線をふさいでしまったり、使う家電のコードの長さが足りず使いづらかったり、欲しい照明の位置にあわない、水回りなので防水加工が必要だったなど、配線計画を考える際には、具体的な生活を一緒に想像しながら考えることが必要です。
間取りで後悔しないためには、実際の生活を想像しながら選ぶことが大切です。おもしろい間取りも魅力的ですが、それが実際の生活にあっているのかを検討する必要があります。よい間取りとは、長く生活をしても飽きない間取りだと思いますので、ぜひ暮らしやすさの目線で見て選んでくださいね。
物件案内でいう「間取り」とは、部屋の数や各区画の配置を、例えば「1LDK」のように、数字とアルファベットで表記したもののことです。集合住宅では、2DKや3DKなど、部屋数と広さがだいたい決まっていましたが、最近では部屋の中に中庭がある物件や、土間がある部屋、畳の小上がりがある部屋などデザインが多彩になり、数字とアルファベットでは表記しきれない物件も出てきました。
住宅においての水回りとは、キッチン、浴室、洗面所、トイレなど、水を使う場所の総称です。使用頻度が高く湿気が多いため、汚れやすい・カビが発生しやすいなど、痛みが激しい場所です。そのため、住宅リフォームでも特に需要の高い場所でもあります。水漏れ・トイレの詰まりなど、トラブルの発生率も高く、故障をするととても困ります。こまめに掃除をすることを心がけ、清潔に保ちましょう。
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