室内のアレル物質や花粉を取り除き、空気を綺麗にするには空気清浄機が必要です。しかし、空気清浄機は機種がたくさんあるので選ぶのに迷うことでしょう。
そこで本記事では、ワンルームにお住まいの方向けに初めての空気清浄機の選び方を解説します。どのような点に注目して比較すればいいのか詳しく解説していますので、空気清浄機の購入を考えておられる方はぜひ参考にしてください。
換気をしっかりしたい方には窓の多い角部屋がおすすめです! 角部屋の賃貸はこちらのページで特集しています。
窓が少ない部屋こそ空気清浄機が必要
窓が多い部屋は換気がしやすいですが、中部屋など窓が少ない部屋は換気がしにくいため空気がこもってしまいます。窓を新しく増設することはできないですし、台所の換気扇を回してもリビングまでしっかり換気するのは難しいでしょう。
そうした窓が少ない部屋の空気を綺麗にするには空気清浄機が必要です。空気清浄機があっても定期的に換気をしなければなりませんが、あるのとないのとでは室内の空気の質が違ってきます。
アレル物質や花粉は室内にも入り込むので、特にアレルギーや花粉症持ちの方には空気清浄機が必要です。花粉症は一定量を超えると発症するため、いま花粉症になっていない方も油断してはいけません。
ペットを飼われている方も空気清浄機を置いておいたほうがよいでしょう。自分はペットにアレルギーがなくても、遊びに来る友達や恋人がアレルギーを持っていると苦しい思いをさせてしまうので、空気清浄機の設置をおすすめします。
空気清浄機の選び方
部屋の広さに合わせる
空気清浄機は機種によって対応している部屋の広さが異なります。容量が大きいにこしたことはありませんが、価格が高くなりますしサイズも大きくなるため、ワンルームに適した容量を選びましょう。
一般的なワンルームなら6~10畳用くらいの容量を探してみてください。10畳以上の広いワンルームだと6畳用の空気清浄機では空気を綺麗にするスピードが遅くなるので、大きめの容量が必要です。
※日本電機工業会では、適用床面積を「規定の粉塵濃度の汚れを30分で清浄可能な部屋の広さ(天井の高さ2.4mで算出)」と定義しています。
付加機能(加湿、脱臭、除菌、プラズマクラスターなど)
空気清浄機は清浄機能以外に付加機能を持っている機種が数多くあります。
たとえば加湿付きの空気清浄機は非常に多いです。一台で空気清浄と加湿ができるのでワンルームに向いています。ただ、加湿機能を使い続けるとフィルターに水垢やカビが溜まって臭いを発するので、定期的に洗うようにしてくださいね。
臭いと言えば、脱臭機能を強化した空気清浄機もあります。タバコを吸う方やペットを飼われている方は脱臭機能付きの空気清浄機がおすすめです。
プラズマクラスター機能が付いている空気清浄機もあります。プラズマクラスターはプラスとマイナスのイオンを空気中に発生させ、浮遊カビ菌、浮遊ウイルス、タバコ臭、洗濯物の生乾き臭などを抑制する機能です。
プラズマクラスターのような除菌機能を持った空気清浄機は、細菌やウイルスを不活性化させる効果があるため、室内の菌をナノレベルで綺麗にしてくれます。完全に菌を抑制できるわけではありませんが、ホコリだけでなく菌も抑えたい方は除菌機能を持った空気清浄機を選んでみてはどうでしょう。
出典:シャープ 空気清浄機 プラズマクラスター搭載 10畳タイプ ブルー FU-G30-A
フィルターの寿命
空気清浄機のフィルターには寿命があります。フィルターの寿命は機種によってまちまちですが、集じんフィルターの前にプレフィルターが設置されているタイプは10年に設定されているものが多いです。
10年交換タイプの場合、フィルター自体の交換サイクルは長いですが、定期的にホコリをとって集じん機能できるようにお手入れする必要があります。
フィルターのみで集じんするタイプは寿命が短く、半年から1年ほどでフィルターを交換しなければなりません。フィルターの交換サイクルが早いのでコストがかかりますが、フィルター自体を交換してしまえばいいのでお手入れの手間は少なくて済みます。
メンテナンスのしやすさ
上述したように空気清浄機はフィルターのメンテナンスが必要です。10年交換タイプであっても短期間交換タイプであっても、メンテナンスしなければ集じん機能が落ちてしまいます。
メンテナンスのしやすさは空気清浄機を選ぶ上で非常に大事な要素です。パーツが取り外しにくかったり、取り外すパーツが多かったりすると面倒くさくてメンテナンスを怠ってしまいます。
面倒くさがりの方には取り外すパーツが少ないタイプの空気清浄機がおすすめです。空気清浄機を比較する際は、どうやってフィルター交換をするのか確認しておきましょう。
集じん方式
空気清浄機の集じん方式は、「フィルター式(ファン式)」と「電気式」に2種類があります。
「フィルター式(ファン式)」は多くの機種で採用されている方式で、ファンで空気を集めてフィルターでホコリを吸着するタイプです。集じんフィルターの他にプレフィルターや脱臭フィルターでホコリや臭いを取り除いてくれます。
「電気式」は静電気の力でアレル物質や花粉などの浮遊物質をプラスに帯電させ、マイナス帯電のフィルターで吸着するタイプです。「フィルター式(ファン式)」と比べて目詰まりがしにくくなっています。
「電気式」は工業向けの製品が多いため、一般的な空気清浄機は「フィルター式(ファン式)」が主流です。一般家庭用の「電気式」もあるので、比較する際は方式もチェックしてみてください。
空気清浄機は部屋の広さと機能で選ぼう
空気清浄機を選ぶ上で欠かせないポイントは、容量と機能です。空気清浄機の効果を高めるために、容量は部屋の広さに合わせて選びましょう。
機能は付加的なものではありますが、加湿や脱臭といった機能は今の空気清浄機とセットになっています。どうせ買うなら付加機能があった方が便利ですし、プラズマクラスターなど細菌やウイルスを抑制する機能を持つ空気清浄機を買っておいた方が安心です。
空気清浄機は機種がたくさんあるので選ぶのに迷われるかと思いますが、ポイントを抑えて自分のお部屋に合ったものを選んでくださいね。
おわりに
空気清浄機の価格もリーズナブルになってきているので、6畳ほどの広さの部屋なら手頃に買える機種がたくさんあります。長く使うつもりなら容量の大きめの機種を買っておいてもよいかもしれませんね。
デザインも機種によってさまざまですので、見た目も加味してベストな空気清浄機を選んでいただければと思います。
換気をしっかりしたい方には窓の多い角部屋がおすすめ! 角部屋の賃貸はこちらのページでお探しいただけます。