新居の掃除のコツは?何もない状態だからこそできること、証拠の写真撮影をするほか、やるべきことはありますか?
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このたび、転勤が決まって引っ越しをすることになりました。入居前って、部屋に何もないから掃除がしやすいですよね。新居に入るにあたって、掃除をしておこうと思うのですが、どういう場所を掃除しておくと良いのでしょうか。順番があれば教えていただきたいです。さらに、掃除をするうえでのコツはありますか?ほかにも、入居にあたって、やっておくべきことはありますか?物件の内覧会で少し気になったのが、前の住人さんの残した床の傷です。こういうのは、写真に撮っておく方が良いのでしょうか?自分が傷をつけたと大家さんに思われたくないのです。ひどい場合には賠償問題にもなりますよね。やっぱり、証拠として写真を撮っている方が良いのでしょうか?
お部屋探しのプロからの回答1件
- 花山さくら
- 宅地建物取引士
新居に入るにあたってすべき掃除はたくさんありますよ。
新居が決まられたとのことですね。入居前って、おっしゃるように部屋には家具が置かれていない状態ですので、いろいろとしておきたいことがあります。まずは、ご相談者様の気になる部屋の傷から説明していきましょう。もともと、部屋を賃借するにあたっては、原状回復義務といって、退去時に元のとおりに部屋の状態を戻しておかなければなりません。この時、日常的な汚れは、生活損耗ということで、修繕費用は家主さんの負担となります。その一方で、借り主がつけてしまった傷や、日常的な汚れとはいえない傷は、原状回復義務に乗っ取り、借り主が修繕費用を負担しなければなりません。一般的には、契約当初に支払った敷金で賄われますが、それでも足らなかった場合には、追加費用として修繕費やクリーニング代を支払わなければならないのです。今回、気になされている床の傷は、その代表的なものとなります。入居時に家主さんに傷があることをきちんと知らせていなければ、だれがつけた傷か分からず、退去時にご相談者様がつけた傷と間違われてしまうかもしれませんよね。そのため、入居前に、傷の写真を証拠として撮影して、家主さんへ提出しておくことをおすすめします。また、壁紙の浮きや汚れ、大きな画鋲の穴や扉のゆがみなど、気になることがあったら、すべて写真を撮影しておきましょう。入居時にその写真を見せ、退去時まで写真を保存しておくのもひとつの手です。さて、新居に入るにあたってすべき掃除はたくさんありますよ。家具を搬入する前だからこそ、天井側の汚れはしっかりと取っておきましょう。たとえば、物件にクーラーが設置されていた場合、そのフィルターが汚れたままになっているかもしれません。家具が入ってからだとほこりが舞ってしまって不衛生なので、きちんと確認しておきましょう。また、台所の換気扇も確認しておきましょう。ひどい油汚れがついている場合には、事前に洗っておくと良いですよ。荷物を運びこんでから、掃除となると台所が使いにくくなってしまいますからね。また、お風呂も防かび剤を使っておくことで、今後かびが生えにくくなります。さらに、入居前には虫よけ剤を使用して、押し入れにひそむゴキブリを撃退しておきましょう。荷物を運び入れて、ざっと掃除機をかけると住める状態までしておけるといいですね。
賃貸物件の契約期間を終えて部屋を出るとき、使用した空間を入居したときの状態に戻すことを原状回復といいます。一般的に部屋を退去するときは、仲介人か貸主立ち会いの元室内を最終確認します。それまでに持ちこんだ荷物を全て出して部屋を空にしなければなりません。直前に慌てて片づけて、ゴミを不法投棄したりすることのないようにしましょう。ほかにも壁や床に傷がついていないか、穴が開いていないか、汚れがついていないかがチェック対象になります。
敷金(しききん)とは、賃貸契約時に初期費用として支払うお金です。敷金・礼金とセットで扱われることがおおいですが、これらを一括して「保証金」と表現される場合もあります。金額は地域によって差がありますが、大体家賃1~3ヶ月のことが多いです。敷金・礼金0円の賃貸物件も近頃は少なくありません。しかし敷金・礼金0の場合ほかの費用として上乗せされているケースもありますので、注意が必要です。
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