駐車場を借りる際に敷金・礼金は発生する?月々の駐車場の相場はいくら?
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私は30代の会社員男性です。3年前から都内に家賃8万円のワンルームマンションを借りて住んでいます。食品メーカーの営業職なので、毎日会社の社用車を使っているのですが、帰宅が終電後になることもあるため、社長が「駐車場さえ困らないなら、社用車でそのまま帰って良いよ」と言ってくれています。営業手当も良く、手取り総額も十分あるので駐車場を借りても困らないと思い、ネットで駐車場を探していたら、「敷金」という文字が目に入りました。建物と違って原状回復の必要はないのに敷金はとられるのでしょうか。礼金も必要ですか?初期費用がどれくらい掛かるか心配です。駐車場の相場と合わせて教えてください。
お部屋探しのプロからの回答1件
- 金澤広起
- 引越しライター
駐車場の敷金・礼金は管理会社によって異なります。
月極で駐車場を利用する際の費用等については意外とわかりにくいですよね。名称としては賃貸住宅と同じような費用が明示されていたりしますが、その意味合いがわかれば不安も解消できるかと思います。
【敷金と礼金の意味合い】
そもそも、敷金や礼金はなぜ支払うのか? 敷金とは仰っていた通り、何かあった場合の修繕費としての意味合いを持っていますので、駐車場のように原状復帰の必要ないと感じられると思います。しかし、そのリスクはゼロではありません。例えば、ガソリンやオイル漏れ、事故や放火による車両火災などが想定できます。 また敷金は、賃料の未払いに対する「担保金」や「保証金」としての意味合いもあります。何らかの理由で賃料を滞納された場合などはこの敷金から補填されます。従って、退去時に特に何もなければ敷金は返還されることが殆どでしょう。 次に礼金についてですが、これ文字通り「謝礼金」としての意味合いで支払います。物件オーナーに対する謝礼など、事務手数料等がこれに当たります。オーナーが礼金の一部を、不動産業者に支払う「仲介手数料」にあてる場合もあります。礼金は敷金と違い返還されることはありません。 但し、地方によっては「敷金=礼金」という風習があるため必ずしも退去時に敷金が返還されるものではないと留意しましょう。
【敷金・礼金の相場】
先述の通り、敷金は賃料未払い時の「担保金(保証金)」としての意味合いを含むため、賃料の1~2ヵ月分程度が相場と言えるでしょう。また、礼金については賃料の1ヵ月分程度が相場と言えますが、地方や管理会社によって差がありますので、必ず確認することをおすすめします。
【駐車場を借りる上での初期費用】
駐車場を借りる上で掛かる初期費用についてですが、駐車場管理業者によってまちまちです。項目としては、賃料(先払いの場合)・敷金(保証金表記の場合有)・礼金・管理費・共益費が上げられます。 敷金・礼金については先述の通り賃料を基準とした相場が関係します。また、それらにほぼ比例するカタチでその他の費用も掛かってきます。賃料そのものは駐車場がある地価によって左右されますので、地域によってまちまちです。 詳しくは駐車場管理会社にてご確認することをおすすめします。 また最近では、駐車場の月極契約だけではなく、コインパーキングの1ヵ月定期券というサービスもあります。この場合、月極契約と違い敷金・礼金・仲介手数料が掛かりません。詳しくは各サービス会社に問い合わせるかホームページをご覧ください。
主にマンションの室内形式のひとつで、居住スペースとキッチンに境界や仕切りのない部屋をワンルームと呼びます。仕切りがないので開放感があり生活導線もよいといったメリットもありますが、その反面、玄関から部屋が見えてしまうといったデメリットもあります。そうした配慮から玄関と居室の間にドアやアコーディオンカーテンなどが設置された部屋も見かけるようになりましたが、これらもワンルームになります。住宅広告などにある間取りに関する表示では1R(RはRoom)と表記されています。
初めは明確な定義がなく、鉄骨・鉄筋コンクリート・鉄骨鉄筋コンクリートで造られた 集合住宅を総称して「マンション」と呼んでいました。しかし、2000年のマンション管理適正化推進法で「区分所有者が2名以上いる、複数の店舗や事務所、居住区となる専有部分が1戸以上ある建物」と定義され、「マンション」というと分譲マンションを指すようになりました。対してアパートは、木造や軽量鉄骨で造られた、主に2階建ての集合住宅のことを指すのが一般的です。
敷金(しききん)とは、賃貸契約時に初期費用として支払うお金です。敷金・礼金とセットで扱われることがおおいですが、これらを一括して「保証金」と表現される場合もあります。金額は地域によって差がありますが、大体家賃1~3ヶ月のことが多いです。敷金・礼金0円の賃貸物件も近頃は少なくありません。しかし敷金・礼金0の場合ほかの費用として上乗せされているケースもありますので、注意が必要です。
賃貸物件の契約期間を終えて部屋を出るとき、使用した空間を入居したときの状態に戻すことを原状回復といいます。一般的に部屋を退去するときは、仲介人か貸主立ち会いの元室内を最終確認します。それまでに持ちこんだ荷物を全て出して部屋を空にしなければなりません。直前に慌てて片づけて、ゴミを不法投棄したりすることのないようにしましょう。ほかにも壁や床に傷がついていないか、穴が開いていないか、汚れがついていないかがチェック対象になります。
礼金とは主に関東地方で賃貸契約を行う際に借り主が大家に対して支払う料金のことです。基本的に敷金などとは違って返還されることはありません。なお関西地方では、入居するときに払った保証金のうち、あらかじめ退去時にかかる原状回復費用分を決めておき、その分は返還されない敷引きという制度がとられているため、礼金という概念がありません。転勤などで関西や関東に移転する際には知っておくとよいでしょう。
初期費用とは、賃貸を契約する最初の段階で支払う諸費用です。頭金として必ず支払わなければ契約を締結することができません。金額の目安は大体月家賃の5~6ヶ月分といわれています。内訳の中には、値切ったり差し引いたりすることができる費用もあります。しかし、家具・家電や引越し代など想定以上に負担が大きくなることもないとはいえません。余裕を持って引越しを行うためにも、予算より若干多く用意しておく必要があります。
入居者が家賃を支払わなかった時に家賃代わりにしたり、部屋を傷つけた時などに修理費に充てたりするための金銭を保証金と呼びます。敷金と似ていますね。 契約書に「2年間居住した場合は50%を償却する」など、始めから償却金額が決まっている場合を「敷き引き特約」といい、保証金の名称になっていることが多いようです。地域によっては礼金扱いとなることもあります。 気に入った部屋が「敷金・礼金不要」だった場合は、保証金の有無とその解釈を確認しましょう。
仲介とは、賃貸取引における取引態様の一種です。不動産会社で賃貸契約を結ぶ場合、「仲介」か「代理」いずれかの態様で取引を行うことになります。貸主が不動産会社に賃貸に関する一切を任せた形での取引を「代理」といい、貸主と借主の間を取り持つ形で不動産会社が取引を行う態様を「仲介」といいます。ほかにも、不動産会社を介さず、借主が直接貸主に部屋を借りることを「売主」といいます。この3種のうち最もメジャーなのが「仲介」による取引です。
管理会社とは、賃貸物件の管理および維持を業務とする会社です。具体的には共用廊下やエントランスの掃除、エレベーター等の設備点検、入居者からのクレーム対応、家賃についての相談など、入居中の様々なことに対応してくれます。 ただし、タワーマンション等に在中しているコンシェルジュとは異なり、荷物の一時預りやクリーニングの依頼などは基本的に行っておりません。オーナーとの契約によって業務内容は変わってきます。
共益費とは、マンション等の区分所有建物における共用部分等の維持管理に使う費用のことです。たとえばマンションのエントランスが掃除されているのも、切れた電灯が交換されているのも、管理人や清掃員が日々管理してくれているため。その維持管理費用として使われる金銭が共益費です。徴収方法は物件によって異なり、家賃に含められているケースもあれば、別途共益費として請求されるケースもあります。
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